神の解析学
解析学は神だ。なんとなく微分とか変数変換とかしたら難しい式がいい感じの形になるのが楽しい。俺は嬉々として解析学を学んだ。後期のテストでは主に積分が問われる。
三角関数、無理関数の積分は余裕だ。適当にできそうな形に置換してやれば3秒で解ける。こんなのはやりかたさえ教えれば幼稚園児でもできる。できないやつはお母さんの体内からやりなおせ。広義積分も簡単だ。やってることは普通の積分と何ら変わらない。この程度でつまずいているようではこの先が思いやられる。国に帰れ。
曲線の長さを求めるやつはちょっとだけ難しくなる。しかし、微分したやつの二乗に1足したやつの二乗根を積分すればいい。やはり実質普通の積分なのだ。
重積分になると少々骨のある問題が増えてくる。ただの重積分は慣れだ。xとyの範囲を如何に定めるかは経験を積めばなんとなくわかるようになるだろう。範囲を図示すれば多少は分かりやすくなる。
変数変換もそれなりに簡単だ。7割くらいの問題は極座標に変換すれば解ける。のこりの問題も適当に変数変換すれば解ける。これも慣れだ。練習しろ。プラクティスイズインポータントだ。
線積分はぶっちゃけ難しい。俺はグリーンの定理とか線積分とかよくわかっていない。が、なんかいい感じにしようとやればいい感じの形ににっていい感じの答えが出る。フィーリングを駆使してがんばれ。
体積を求めるやつはほんの少しだけ難しい。たぶんzを出してそれを積分してやればいいのだが、どのように積分範囲を定めるかはよくわからない。これも慣れないといけないらしい。俺は少しだけ諦めた。時間もなかったししょうがない。
最後に待ち受けているのは俺の大好きなガンマ関数とベータ関数だ。複雑な式を変形してガンマ関数の形に帰着したときなどは脳からヤバい汁がダラダラ出ているのが感じられるほどだ。君たちもやってみればいい。逃れられない快感を得るだろう。このために解析を学んできたといえる。だろ?
そこそこ好きな科目であった解析のテストを俺は余裕で乗り切る。乗り切ったつもりだ。単位出るだろ。てか出てくれ。お願いします。
そういうことだ