ミクリ自衛団の近況
初勝利から半年たった。
ミクリ自衛団はカリント地方の山間部の村で大活躍している。
元々カリント地方は北は山、東は海、西と南は小貴族の領地となっているのだが、北からの人の流れは無く、東はピグルの本拠地のアクネロで、そこから海を使って物資の輸送をしている。
南は、戦争の影響は低く、エフィールドの穀物生産のメインともいえる地方になっている。
問題は西で、小貴族の領地は戦争で荒れていて避難民の流出が起きている。
避難民は南の王都の方に逃げていたが、あまりの人の数で避難させないと、王から命令がでた。
王からすると、農地を捨てての避難は、北の小貴族の領地では農民の数が少なくなり、生産が落ちすぎて王からの援助が多くなる。
また、逃げてきた避難民への炊き出しも穀物の消費が大きい為である。
そうすると、避難民はカリント地方にも来る。
カリントの領主ピグルは、自分の領兵が戦争への派兵と、自分の城のあるアクネロの防衛から、避難民対策には動かさず、西の都市カントを中心に、各町の自衛団に難民を追い返す命令をした。
ミクリ村の取引先であるスレーネの町は、来てしまった難民は仕方ないとしても、それ以上の新たな難民は追い返す事になった。
スレーネの自衛団は難民を追い返すのに大変で、ミクリ村などのスレーネの町からみて、北東の村々の防衛には手が足りない所、ミクリ村の自衛団の活躍はうれしい誤算だった。
スレーネの自衛団の隊長ガットがやってきて、ミクリ村の村長メロウに会い。ミクリ自衛団に山間部の村々の治安維持活動を要請。
メロウからその話を聞いたカシムは喜んで受けた。
ミクリ自衛団の団員も増えた。
どこの村も大人は農業で大変で子供は手伝いだったが、ミクリ村の子供が大人並みに活躍することが憧れとなり団への入団が増えた。
最初は、サリマ村を助けたことでサリマ村から団に入れて欲しいと子供達が来た。
その後は、ミクリ村が守る事になった村々から5人~3人ほどで、数が46人にも増えてた。
レクスをカカはその子供達の武器つくりや指導で大忙しだ。
慣れない間は、ショートソードと短弓、慣れたら、普通の剣に弓に切り替え、
子供だからか物覚えが良く3ヶ月で大人並みに活躍する。
ミクリ自衛団の強さにミクリ村の周辺には盗賊は近寄らなくなった。
そして問題をかかえてスレーネ村の自衛団隊長ガットが、またやってきた。




