ミクリ村
カカはレクスの元に戻って、盗賊に襲われていた村人の話をレクスにした。
「戦争の影響で盗賊も増えるし村も困っているだろうね」
「男手がたりず取引も大変と村長の息子さんも言ってました」
「村に顔を出してくれって言われたのなら、なるべく力になってあげるべきだね」
「師匠ならそう言ってくれると思ってました」
カカはレクスの言葉にうれしそうにした。
「とりあえず来週の取引のときは、村によってあげてから町だね」
「ハイ」
そしてカカは盗賊を倒したときに手に入れた剣や斧をだした。
「師匠。オレの修行がてらこれをつかって村人用に剣を打ち直してもいいですか?」
「カカ。良い意見だね、ぜひ用意してあげたらいいよ」
「村には大人の男が戦争に駆り出されて子供が多いので、子供でも使えるようにショートソードを作りたいと思います」
「わかった。最初にカカに渡したショートソードをそれでできるだけ作ろうか」
「ハイ」
「ナミは何をしたらいいの~??」
レクスと兄が2人で話しているのを混ざりたそうにナミが聞いてきた。
「そうだね。ナミは弓が得意だから村に行ったら弓を教えてあげたら良いよ」
「わかった~」
レクスはいつもどうり次の買出しまで精霊のために武器を作って、カカはショートソードをレクスに教わりながら3本作り上げた。
カカも2日に1本作れるように鍛治の技量が上がってきている。
ナミも人に弓を教えるのが楽しみなのか弓の練習に力が入っている。
そしてあっという間に次の買出しの日になる。
「いつもどうり山麓でまっているから村で何かあったらすぐここに戻るように、町の買出しが1度できなくても困らないからね」
「わかりました師匠」
「わかりました~」
カカとナミはショートソード3本と弓3張と弓矢30本を荷台に乗せて村に向かった。
村長の息子に言われた道をたどって村を見つけた。
村の入り口に見張りをしていたであろう子供が、カカとナミをみつけて村へと人を呼びにいった。
村から年寄りと村長の息子が急いで出てきた。
「あの時、助けていただいて助かりました」
「あれからどうなりました?」
「村の入り口で話すよりどうぞ私の家へ」
村長であろう年寄りが話す。
「じゃあナミ一緒に行こうか」
「ウン」
村の名前はミクリ村で、村民は全員で40人ほどいてたらしいが、戦争で村長の長男と次男をあわせ10人が駆り出されて、残っているのが村長メロウをあわせて年寄り3人と大人の女性(12歳以上~15才でまわりに認められて大人扱い)13人であとは子供が18人だ。
前回の盗賊の件以外にも村の男の大人が、3人殺されていて村に残っている戦える男は、村長の息子のアコード(紹介されました)のみで、アコードは大人でも取り引きとかの頭を使う方なので、戦いはまるっきり駄目で、盗賊に殺された2人の内、普段は樵をしてた人の子供でカシムとロン、それぞれ11才と10才がなんとか戦える村人になる。
「村を守れる人がすくないと、村が盗賊に襲われたりするので困っているのです」
村としての町との取引は大事で町からの塩や小麦、特に村には無い塩などは場所によっては貨幣扱いされたりする。
しかし町の取引に向かえる大人がいない。
治安の悪い世界で、大人の女性が複数でも、村の外に出るのは危険と言われて出歩くことは無く、男性でも最低3人での移動が基本になっている。
カカとナミ2人なんて襲われて当然となる。(前回あわせて4度盗賊に出合ったことになる)
「師匠もこの村のことを話したら力になってやるようにと言われたので、町の取引は僕らが代わりにしますよ」
「ほんとに助かります。ぜひお願いします」
メロウに深々と頭を下げられてカカはあわてる。
「いえいえ、ついでと言えばいつでなので気にしないでください」
「町との取引できないと最悪、村を捨てることにもなりますので本当に助かるのです。戦争に行った者達が村に戻ったときに村が無くなっているのは、村の責任者としてはなんとしても防ぎたい。しかし残っている村人の安全も考えないとで本当に困ってましてお二人には大変感謝いたします」
メロウはカカに町との取引を任せて、荷物運びに前回助けたカシムとロンを手伝わす事になった。




