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ルアーライフ  作者: バーディー
第1章~アジング~
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タックルバランスとセッティング

翌日、俺はバーディー90に乗って通学する。


教室に着き、席に座ると翔平が話しかけてきた。


「やっぱり、友紀下手だなwww」


「うるさい、余計なお世話じゃwww」


「今日、学校終わったら釣具屋行こうぜ!」


「どこの?」


「後で教える!学校終わったら俺の家な!」


「了解」


こうして、学校終わりに釣具屋に行くとこになった。


自宅に帰り、制服を脱ぎ、スマホとガラケーをチェックする。


「LINEなし、メールなし、電話なし!」


一通り、チェックを終えたあと、ガレージに向かう。


ガレージにある、GSX400S カタナのエンジンを掛ける。


1発始動、エンジンが掛かる。


暖気のため、少しの間エンジンを掛けっぱなしにしておく、その間にタイヤの空気圧、チェーンの張り具合等をチェックしていく。


エンジンが暖まった所で空吹かし、うん、調子が良い。


アイドリングも安定している。


SHOEIのヘルメットをかぶり、ガレージからゆっくり出て、翔平の家に向かう。


翔平の家に着き、翔平の母親に挨拶をする。


「翔平~、友紀君来たよ~!」


「ほ~い、友紀~ガレージでまっとってー」


「(^^ゞ」


俺は翔平家のガレージに向かう。


ガレージには翔平のニンジャ250が置いてあった。


ガレージに着いた瞬間に翔平がニンジャ250にまたがる。


暖気をしている間に訪ねる。


「今日は、どこに行くの?」


「いつもの所!」


「おk、まつきねね」


こうして、二人で家を出た。


まつきねに到着し、足早にアジングのコーナーに向かって行く。


アジングのコーナーで商品を見ていると…


師匠からlineが来る。


「今、まつきねいるんでしょ?フロロの2lbね」


!?と、戸惑う俺。


「悪い、俺が教えたわww」


翔平、お前かよ!


その後、フロロ2lbを(メーカーがわからなかったので翔平が選んだ)を購入し、翔平の家に帰宅した。


「俺、下忍から中忍にしようと思ってさー」


「250から400?」


「そう」


「なんで?」


「何となく」


「あっそう」


「俺、今からラインを持って師匠かの家に行くけど翔平はどうする?」


「久しぶりだし、行こうかな?」


「よっしゃ!決まり!!」


こうして、師匠の家に向かった。


師匠の家のガレージにバイクを止める。


「師匠、持ってきましたよー」


「おう!ご苦労!!まぁ、上がってくれ~すまんが、今、手が話せないんだ。」


俺達は、上がりなれた師匠の家に上がる。


「おじゃましま~す!」


「茶は冷蔵庫の中にあるから勝手に飲んでくれよ~」


「何か言ったか?」


ギロリと師匠が睨む。


どうやら、作業が終わったらしい


「何も」


「そうか、とりあえず品物は?」


「はい」


俺達は勝ってきたラインを渡す。


「じゃあ、これ代金な」


「何を作っていたんです?」


「んー?秘密だ、秘密。」


それから、居間に移動して話ながら居間で話していると辺りが暗くなっていた。


「じゃあ、俺は帰るわ」


「翔平、もう帰るのか?」


「師匠、お先に失礼します」


「友紀は、少し話したいとがあるから残れ」


「( ・ε・)エー」


「の・こ・れ!!」


「はい…(´д`|||)」


師匠から話とは何だろう?


「とりあえず…晩飯食っていくか?」


「はい!!」


俺は晩飯をご馳走になった。


「ご馳走さまでした」


「お粗末様」


師匠が台所の奥でカチャカチャと食器を洗う音がする。


洗いますと言ったのだが断られた。


なぜか、気まずい…


コトッ。


俺の前に茶が置かれる。


「話と言うのは…お前のタックルに着いてだ」


「タックルですか?」


「そうだ、ロッドは私のを使ってるから良いとして…リールとラインは?」


「ソアレC2000PGSSに3lbです」


「PGか…それは良いとして、3lbは太いな1.5lbにしろ」


「1.5lb!?」


1.5lbとかは、俺は使ったことがないぞ!?


ラインを切られてから、3lbと太くしてるのに…


「わかったか?」


「はい…」


「よろしい…後は魚のいなし方とドラグ調整だな、これは追々覚えるだろう」


俺は師匠に言われたことを頭の中でまとめる


タックルバランスとセッティングか…


「とりあえず、1.5lbをやるから釣ってきな」


「あ、ありがとうございます!」


俺は、投げられたラインをあたふたとしながら受けとる。


「釣果は帰ったら報告な」


「わかりました」と、俺は答え師匠の家の前の板知屋と言う港に向かった。


今日は板知屋で釣りをすることにした。


一番手前の師匠の船が留めてある、堤防に行く。


ジグヘッドをいつもより、注意してラインに結ぶ。


闇に向かってキャスト


どこまで飛んだかは暗くてわからないが、細いからいつもより飛んだ気がした。


「もう、着水か!?」


ラインが細い分沈下が早い。


コンッとあたりが来る、合わせる、15㎝のメバルだった。


ラインが細いのでいつもよりランディングに時間が掛かった。


釣り上げて、すぐにジグヘッドを外してリリースした。


その後、何匹か釣り、帰ろうとルアーを

巻き上げていると、ゴンッ!と言う感触とともにジィィィー!!と言う、音とともにドラグ出されていく。


「この感じは…カサゴか?」


ラインが細いため、いつもよりドラグをかなり緩め、丁寧にやりとりをしていく…


釣り上げたのは25㎝のカサゴだった。


釣れたカサゴをリリースしようとすると…


「おにーさん、それちょーだい」


振り向くと女の人?が立っていた。


女の子の様にも…見える?


身長はおかん(164㎝と一緒位か?)、とりあえず影はあるし、人の様だ。


「それ」


「え?」


何だ、この娘は?俺のタックルを狙ってるのか?やらんぞ?絶対にやらんぞおおおお!!


「それだよ!それ!!手に持ってるやつ!!!」


「カサゴ?」


冗談半分に聞いてみる。


「そう!それだよ!!」


本当にカサゴだったようだ。


それより、この娘?は、こんな時間にどうしたのだろう?


今は23時近い高校生なら帰るべきだろう?とか考えていると…


「おにーさん、明日も暇でしよ?」


「えっと…」


いきなり、失礼なやつだ。まぁ、学校終われば暇だが…


「私は明日も、ここで、この位の時間にやってるから」


「あ、魚ありがとな!」


と言って、行ってしまった…


何だったんだ?あの娘は……


例を言うので悪い娘じゃないと思うが…









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