アジングロッド ソリッドティップの威力
師匠からロッドを借りた俺は早速その晩フェリー乗り場に急行した(笑)
着いて間もなく、携帯で電話をかける。
もちろん、翔平だ。
翔平が電話にでる。
「もしもし?友紀?何?」
「今晩、アジング行かへん?」
「場所は?」
「いつもの所(フェリー乗り場)」
「…わかった。飯食ったら行くわー」
「あいよー」
午後七時過ぎ。
夏なのでまだ、少し明るい位だが待てないので始める。
師匠のロッドは、6.6ftの2Pロッドだった。
早速、こいつにソアレC2000PGSにナイロン3lb巻いたのを取りつける。
結構ギリギリだった…
これは、C2000以上のリールはつけられないんじゃないか?と思うくらいに。
スイミングコブラに34のオクトパスを取り付けキャスト。
キャストはいつものロッドと違うので少し違和感があったがすぐに慣れるだろう。
着水、フリーフォールで10秒。
チョンチョンと軽く誘いを入れる。
まるで、脳に電撃が走ったかようかの衝撃的な感じだった。
チューブラーとは、情報伝達量が圧倒的に違う!情報量が多すぎて処理しきれない!!
コンッ(このコンッって言うのは、当たりを伝えやすくするために音に直しました。)
すかさず合わせをいれていた。
ザクッと言うかのような、合わせの手応え、上手く上顎に掛かったようだ。
これが師匠の言ってた、使えばわかるって事か!
俺はアジを抜きあげる。
25㎝!
幸先の良いスタートだ。
普段のアベレージが22㎝なので上出来だろう。
そこへ、ネイキッドのバイクが表れ、私のバーディー90の隣に止めた。
ヘルメットを脱ぎ、髪を簡単に結ぶ。
ポニーテール?と言った感じだろうか。
「よう!釣れているか?」
「師匠!」
師匠がバケツの中を覗きこむ。
「ふむ、25が1本か。」
「師匠!この竿凄いです!!」
「ふふふ…だろう?私が作ったからな!」
「今度、作り方教えて下さい!」
「嫌だ。」
「Σ(ノд<)」
「ところで、何時から始めたんだ?」
「19時ですけど…」
「今、19時30分。」
「30分で1本か、まだまだだな♪」
そう言って、師匠は背中に背負っていたロッドケースからロッドを取りだし準備していく。
じっーと見ていたら…
「ん?あぁ、これは5.5ftチタンのプロトだよ。」
「(´・ω・`)?」
「そのうち、わかる。」