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プロローグ 逃がした魚は大きかった
プロローグ
いつものフェリー乗り場にアジングをしに来ていた。
タックルは、ヤマガブランクスのブルーカレント65JHにリールはソアレCI4+でラインは3ポンド。
ルアーはエコギアのアジ職人、ジグヘッドはがまかつのスイミングコブラ1グラム。
いつも通りのキャスト。
目測で20メーター位は飛んだだろうか?
ベイルをさげ、ノブを回し始める。
ただ巻きでゆっくりと歩く位の速度で巻いていく。
ルアーが帰ってくる。
ルアーが見えそうになった瞬間…!!
ジリリリーーーーーーーー!!
ドラグが勢い良く出始めた。
すぐさま、ドラグを締める。
それでも、ドラグは出つつける…
なすすべもなく、潜り困れラインはプツンっと切れて閉まった。
あいつはどんな魚だったのだろうか…?