お散歩先の大災害
「なあ、ライム」
「なに?ぱぱ」
「体調大丈夫か?」
「全然平気、前より元気!」
次の日、朝食の時に聞いてみたが、誤飲の影響は無かったようだ
「おまえが話せるようになったのって、あの石のが関係してるか?」
「多分そう、いい匂いしたから食べちゃった。その後色んな事が分かる様になって、パパとの事をたくさん思い出して、おしゃべりしたいと思ったパパの言葉が分かるようになったから」
「そうか、パパもライムとお話しできて嬉しいよ」
そう言うとライムは頭をすり付けてきた
俺もライムの頭を撫でて幸せな気分に浸る
正直、話せるのが嬉しすぎて何で話せるのか今朝まで気にもしていなかったのは内緒だ
「今日もお休みだから公園まで散歩に行こうか」
「わーい!お散歩」
ライムが嬉しそうだとか俺も嬉しい
話せるようになって、今までより楽しい
そんな気分だったのに▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎
「なんだこれ?」
Iいつも休みの日に散歩に行く公園とその周辺が消し炭のようにボロボロになっていた▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎
「何があったんですか?」
警察が行き交い、野次馬が溢れるなか、散歩の時によく出会う人がいたので聞いてみた
「ああ、こんにちは、ライムちゃんの飼い主さん!元気そうでよかったよ」
「こんにちは、ご心配ありがとうございます。私の家の方は何も無かったので、無事です。この辺は何があったんですか?」
「実は▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎」
話をまとめると
昨日、俺達が寝た後に大火事があったらしい
今朝方まで消火が終わらなかったらしい
原因は調査中で何も分かってないらしい
巻き込まれて亡くなった方も結構いるらしい
らしいらしいらしいらしいばかりだ
つまり、何も分からない
分かっているのは、お大災害が起こったという事実だけ
「怖いですね」
「そうだね、ライムちゃんの飼い主さんも気をつけてね」
「ありがとうございます。ポパイくんの飼い主さんも気をつけてください」
飼い主同士だとどうしても○○ちゃんの買い主さんと言ってしまうのはご愛敬だ
その後、俺達はさらにはなれた別の公園で散歩を楽しんだ
少しの不安を抱えながら▪︎▪︎▪︎▪︎▪︎




