4話
当然、そんな父親に生まれた俺はモテるわけもなく、モテる方法も分からないし、そもそも普通の友達とのコミュニケーションも取れない。
だって家で一番喋ると、勝手なことを言ったら叩かれる。
金も全くない。バイトしても父親に取られる。
さらに、俺は強制的に男子校に入れられた。父は「お前は女子を襲ったり、痴漢するから男子校以外の入学は認めない」とまで言っていた。
なんとか、そのときは母親がいて入学させてくれた。
「・・・」
こんな状況の家で、母親がいるときはいつも喧嘩ばかりで、恋愛なんて諦めたくなる……訳がない!!男の本能だ!!
そして、俺はこんな地獄のような家から乗り越え、リア充に慣れていった。
「これからよろしくね、優君」
「うん、よろしく、春ちゃん!!」
――俺は絶望した。
ひとときの幸福だった。そう、さっき「よろしく」と言ったばかりなのに。
「わ、分かったよ、ヒロちゃん。許すよ」
そして彼女は電話を切り、
「ごめんね、優君。私、やっぱりヒロちゃんと続けることにしたから」
「・・・」
(春視点)
私、ヒロくんとは幼なじみだし、絶対に浮気なんてしないと思ってた。だから、あの光景を見たときは、今までの全部が壊れるような感覚だった。
「・・・」
もう勝手にしてよ!!酷いよ!!私のことをずっと騙して、
私はヒロくんのことが大好きだった。ヒロくん以外に誰も好きじゃないのに、酷い!!浮気しないって約束もしたのに、
酷すぎる。
しかも私に気付かないところで、ヒロくんは言っていた。
「春は――で、お前が本命だと」
そう、私の存在は――だけだった。
私は本命じゃなくて、道具。
もう、好きにしろよ。二人で、カップルでさぁ、
「カップル爆破しろー!!」
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