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3話
「お前なんて、彼女できるわけがないだろう!」
父親はそう、俺によく言っていた。
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父親は母親に逃げられ、置いて行かれた俺は、父親と二人で暮らしていた。
父親はいつも、「社会の成功者は!」だとか「女にモテるっていうのはなぁ!」とマウントを取ってきた。
だが、俺からするとそれはどうでもよく、そもそも父親は別に金持ちでもないし、離婚しているから見るからに成功者でもなかった。
女にモテるとか――そもそも結婚した理由はほぼお見合いで、両親の都合だと母親は言っていた。
だから父は、母自身も含め、全くモテる要素がなく、ただのクズだった。
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