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おっさんって元はいい人なんだな

「今度はなんの用……って坊主か」

「おい待て、誰が坊主だ」

「いや、どう考えてもお前しかいないだろ。というかお前のに聞きたいことがあるんだよ」


いや、このおっさんなんなんだ?……なんかヒャッハーって感じじゃなかったっけ?死んだらまともに戻るとかそんな感じなんだろうか??と、とりあえず怖そうな威圧感のある感じで話すか


「どうして俺を蘇らせた?何が目的だ?そしてあの子達をどうしたんだ?」


まぁそりゃなんで殺した自分を蘇らせたのかは気になるよな、そしてあの子達ね〜……今更繕ってるのだろうか?奴隷商の癖に奴隷(商品)をあの子達呼び……か。おっさんって本当に奴隷商なんだろうか?


「お前を蘇らした理由は無い、正直な話偶然だしな、そして今更あいつらをあの子達呼びだと?お前がどんな理由で奴隷商人やってるのか知らないがふざけるな」

言い方を厳しくしてついでになんで奴隷商やってたのか聞いてみる。ふざけるなは要らなかったかも?

「偶然……だと?ふざけるな!!お前は命をなんだと思っているんだ!!蘇らせてくれた事には感謝しよう、だが!お前の下には絶対につかない!!」

あれ?????なんか違う方向に話がいってる気がするぞ?一旦逃げるか

「命をなんだと思ってるだと?奴隷商人のお前が言うなよ。というかだ、元からお前の処遇は俺の管轄じゃない。という訳でユキ、このおっさんは任せる」

「まて!あの子達について教え……」

「はいはい、そこまでだよ〜ちょっと静かにしてね〜」

「なっ!?」


俺はユキに任せて部屋を出た。いや〜……性格変わりすぎじゃね!?あそこまで変わるものなのか??まぁもしかしたら俺の話し方が悪いのかもだけども……というか最初は下につこうとしてたのか、あのおっさん。さて、今度は普通に話すか。俺はもう一度部屋に入った。


「……何の用だ」

「いや、とりあえず真面目に話しようかと」

「坊主……お前本当にからかってたのかよ!?」

「ね?言ったでしょ?ご主人様はコミュ力低いからとりあえずこんな感じで良いだろって感じで会話するって」

「そのコミュリョクとやらが分からないんだが!?最近の子は色んな言葉を使うんだな……」

そういえばここって異世界か、まだこっちに来て一週間くらいなのに色々あり過ぎて異世界だということを忘れてしまっていたわ……あれ?じゃあなんでユキは知ってるんだ?

「ユキはなんで知ってるんだよ?」

「私は権能の影響で少しだけだけど記憶に干渉できるんだよ。まっ干渉と言っても見ることしかできないけどね」

記憶に……干渉だと?

「ユキ、お前は……どこまで見た?」

「ど、どうしたの?急に真面目な顔して?どこまでって言われても……日々の学校生活位しか見れてないというか見れないんだよね。こんな事今まで無かったから原因もよく分からないし……逆に聞くけどなんか思い当たる事ない??」

「いや、なんも無いな。強いて言うなら魔力量が原因とかじゃないのか?」

「う〜んどうなんだろうなぁ……」

「なぁそろそろ話戻していいか?」

「あっおっさんすまん、忘れてた」

素で忘れてたや……ごめん、おっさん。

「ひっどいな、まぁそれは置いといて……お前は誰を殺したんだ?」

おっさんは真剣な眼差しで問いかけてきた。この人はなんなんだろうか色々中途半端のような気もする、けどもしっかりと芯の通っている心を持っている気もする。この人が奴隷商をやっていななんて驚きだわ。


「鬼を二人殺った、妹の方は兄を庇って死んだ」

「そうか……」

おっさんは少し暗い表情を見せたがその後は何か吹っ切れた様な表情をした。

「それでここに来たって事は何か俺に用事があるんだろ?」

「あぁ、勿論だ。おっさんには元奴隷の保護者になって欲しいと思ってる」

「……はぁ?坊主、何言ってるか分かってんのか??流石に駄目だろ、それは」

「後で鬼の子達も蘇らせるしそいつらも頼んだぞ」

「待て待て待て、俺に拒否権はないのか?それにお前に殺されてなかったら俺はあの子達を上の奴らに渡したんだぞ?」

「けどお前は運ぶ途中何もしなかったんだろ?鞭で打ったり一方的な暴力も。それに鬼が言ってたが武術か何かを教えてたんだろ?そしてお前、素直に渡すつもりなかったろ、多分。じゃないと武術なんて教えないしな」

「…………坊主、お前はちゃんとあの子達と話してんのな。あぁその通りだよ、だけどな、一つだけ間違いがある。鬼の子は基礎程度なら武術は使えていた、そして俺があの子の親を……殺した」

「……殺した理由は?」

「そうしないと俺が生きれないからだ。この世は弱肉強食、弱い俺は上の奴らに良いように使われるしか無かったんだ、命令に背いたら俺が死ぬしな。だから殺した」

「つまり仕方なかったんだろ?なら大丈夫だ、おっさん、お前に任せるよ」

「……後悔しても知らないからな?」

「あの子達に何かしたらもう一回殺してやるよ」

「うんうん、話が纏まった用で何より!けど長かったね〜長すぎて鬼の子達もう蘇らせ終わったよ〜」

「………いやお前何やってんの!?」

「と、取り敢えず会いに行くか?」

「そこら辺はおっさんに任せたよ……俺は此奴に説教しとくから」

「わ、分かった」

「え?私今から説教されるの?私神竜なんだけど!?」

「関係ない!!こっちに来い!」

「ちょっ!?引っ張らないでよ〜……」

「ちょっと待…………場所聞いてないんだが」

場所分からないしどうしよかと思ったおっさんであった。

後書きちゃん「今回はおっさんメイン回だよね?なのになんで本名明かされてないの!?このままだと本名おっさんになっちゃうよ!?」

サブちゃん「まぁ次回辺りに判明するんじゃ無いですかね??それよりコミュ障だとしても流石にコミュニケーション下手すぎじゃないですか??」

後書きちゃん「いや、コミュ障の中ならまだいい方なんじゃない?ちゃんと喋れてるし??」

サブちゃん「そういうものなんですかね?」

後書きちゃん「そういうもんだよ」

サブちゃん「さて今回の後書きはここまで。次回予告です!!なんと遂におっさんと元奴隷達が再会します!更に遂に明かされるおっさんの過去!?(急展開)後書きで判明した内容と少し変わっているようで?

次回もお楽しみに〜!」

後書きちゃん「ここまで長いなら私にも喋らせてよ!?」

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