表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
60/66

魔眼

※本編に入れようかと思ったけどなんか違うとなった内容です。内容としては煉の夢の中でのとある人物との会話です


「やぁ、この前は神龍に邪魔されたけど今日は邪魔はないみたいだね」

「……は?いや、初めましてだよな??」

「夢の中だからね、あの神龍みたいな事が出来ないと忘れてしまうのは仕方ない事なんだよ」

「なるほど?で、お前は誰なんだ?」

見た目としては髪はロングで白髪、見た目は大体10代後半で見た目は女性でペタンコ。しかし立ち姿には威厳がある。

「そうだね……君の記憶にある言葉を使うならラノベ系とかに多い謎多き少女ってところかな?この説明毎回するんだけどいい加減疲れてきたよ」

「律儀に毎回説明してくれてるんだな」

「じゃないと話が進まないからね。さて、まず私がここにいる原因は君の種族のせいなんだよ」

「種族のせい?」

「君はダンジョンから種族を植え付けられた存在なんだよ。つまり君の半分は私という事になる」

「いや、何がつまりなのかさっぱりなんだが!?」

植え付けられたのは分かる、俺は元々は人間な訳だしな。だけどそこからどうして俺の半分がこの自称謎多き少女なのか全然分からん

「ダンジョンというのはいわば輪廻の輪そのものみたいなものなんだよ、まぁこれは死んでから知った事だけどね。魂の循環という役割をダンジョンが担っているんだよ」

……は!?なんか今とんでもない事実が発覚した!?俺異世界来てからまだ一週間ちょっとだよ?そんな事実言われても困るわ!!

「まぁ要約すると、私は一度死んで輪廻の輪そのものであるダンジョンによって私の魂は君の魂と混ぜられたという事だよ。だから君はとんでもない魔力量を持っているし種族が半人半魔という訳だ」

「なるほど理解した。けどもなんでお前は俺の夢の中で出てくるんだ?」

「理由は簡単で暇つぶしみたいなものだよ。君の魂と混じってから暇でしょうがないからね。おっともう時間の様だ、じゃあまた夢の中で……」

「え、ちょっおい!」

その後意識が薄くなって……


「あっマスター、おはようございます」

「おはよう、メイ。……やっぱりお前その姿から変えられないの?」

正直起きてすぐに兎におはようと言われるのはなんかちょっとあれなので聞いてみた。

「う〜ん……変われるんですかね?正直よく分かってないんですよ。実体化したらこの姿でしたし……」

「まっ分からないことはこれから色々検証していくしかないな……」

なんか一気にやる事増えた気がする。あと今DP見てみたけどなんと33000DP(おっさん1000DP、ユキ25000DP)しかなかった。まさかの『支配』したらDPは貰えなくなるらしい。まじか〜……羽を治すのに使う回復薬はできるだけ良いものの方が良さそうだし予定としてはエクリサー(10000DP)を使おうと思ったんだが流石に高すぎるか?いや、あれだ、推しに貢ぐみたいなもんだし良いや。(ボクっ娘好き)

「んじゃあいつらの所に行くとしますか〜……」

「マスター、頭の上に乗って良いですか?」

「うん?まぁ問題はないが……」

いきなりだな、というかそんなに歩くの嫌なのか?それとも歩き慣れていないのだろうか?まだ実体化したばっかりだしな。

「にしても動きとかもまんま兎なんだな」

「まぁ普通に動いてるだけですしね、けどもダンジョンコアの姿と違って戦う事も出来ますよ?」

「いや、それでメイが死んだら俺も死ぬ訳だしメイはするとしても後方支援しかさせないからな?」

「マスター、過保護は良くないですよ?」

「いや、この場合過保護でもないだろ……自分の命を守る為だしな」

「けども私だって戦ってみたいです!」

「なら一応方法は考えてみるが確実では無いからな?」

「はい!」

ただ正直な話メイが戦うのは無理だと思っている。流石に守りながら戦うのは俺には無理だしな。まぁメイの為に色々探してみるか。

そんな事を考えていると元奴隷達のいる場所に着いた。色々考えた結果とりあえず寝る場所は共有としてコアルームの横を広げて大きめの部屋を作った。広げるのに結構DPが掛かるので範囲をしてして纏めてゴーレムにして移動させた。ダンジョンにするのにDPは使わないらしい。その代わり範囲に上限があるようで無限に広げることは出来ないらしい。ただユキによると過去には国一個レベルのダンジョンもあった様なのでもしかしたらコアレベルが上がればできるようになるかもしれない。


「入るぞ〜」

ちゃんとノックして部屋に入る。扉はゴーレムにして自動式にしても良いかもしれない。そう考えるとゴーレムって凄い便利だな!?

「あ、おはようございます」

「起きてるのはミアだけか」

他の奴らは寝ていた。まぁ割と幼めだったから仕方ないか。目覚ましとかある訳でもないしな、というかなんでミアは起きてるんだ?


「ミアって普段から早起きなのか?」

「まぁ基本的には早起きでしたね、あの頃はいつ死ぬかも分かりませんでしたし……」

「なるほどなぁ……」

正直ここまで警戒心強いならなんで奴隷狩りに捕まったのか本当に分からないな……今は聞いたらダメそうだからいつか聞いてみるとしよう。

「それで、どうして朝早くから来たんですか?」

「あぁ、ネモの羽を治そうと思ってな。今はまだ寝てるし起きるまで待つよ」

「なら起きるまで目の能力の実験に付き合ってくれますか!?」

「毎回思うけど急に近づいてくるな〜……あぁ、問題ない」

という訳で部屋を出てダンジョンの入口から外に出る。今更だけどダンジョンの外に出るのは初めてだ!?辺りを見渡してみるが普通に森だ。葉っぱが変な色してるとか木がめちゃくちゃでかいという訳でも無く普通に森だった。ダンジョンの方に振り返ってみるが見た目は普通に洞窟だった。

「ん〜……久しぶりに外の景色を見れました!最近は馬車の中で揺られるばかりでしたし……」

「主様、外に出るの初めてだったね?どんな気分?」

「なんというか……あまり変わらないなっていう感想だな。というかストも初めてだろ?」

一応護衛としてストを連れてきている。日差しとか大丈夫だろうかと思ったけど普通に問題ないらしい

、なんなら「私は……吸血鬼じゃ……ないです!」

と怒られた。現在はもう一個の人格が出てきてるらしい。

「戦闘はするつもり無いから人格変えなくても良かったんだぞ?」

「一応護衛だからね、いつ何があるか分からないから臨戦状態って事で纏まったんだよね、私の中で」

「なるほどなぁ……っとそろそろ実験始めるか。ミア、まずは目の包帯を取ってみろ」

「分かりました〜!」

ミアは包帯を外すとこちらの方を向いた。ミアの目は綺麗な赤色だった。

「私の目を見た感想はどうですか?」

笑顔を向けて俺に聞いてきた。答えようとしたが俺の口は動かなかった。驚いたが身体を動かす事が出来ず、なんなら首も動かせない。一体どうゆう事だ?

「何か言ってくださいよ〜あっもしかして見惚れましたか?」

ニヤニヤしながら言っているが当然俺の口は動かない。あれか?全身が麻痺しているのか?だけど力を入れる事は出来る。目の能力なんだろうが伝える事が出来ない。

「少しは何か言ってくださいよ〜もう……あっもしかして……」

そう言ってまた目に包帯を巻いた。

「ふぅ……お前の目は綺麗だったよ。能力は麻痺みたいなもんらしい」

「やっぱり目の能力で何も出来なかった感じですか?」

「あぁ動かそうとしても動けなかったし、口も動かない。力を入れる事は出来るがただ疲れるだけだな」

「というか今更だけどステータス見た方が早いかもな、という訳で見せてくれ」

「ステータス……?あぁジョブが無いからまだ見れませんよ。ステータス魔法はジョブが無いと使えないんですよ」

「え?そうなのか??」

けどもストは普通に見れたよな?あっけど言われてみればストはステータス魔法持ってなかったな……けども俺はステータス見れたし……これは抜け道的な何かだろうか?

「ちょっと待ってくれ」

「分かりました?」

ダンジョン権限を使ってステータス見れないかな?


名前 ミアLv1

ジョブ なし

HP500/500

MP240/240

種族 ラミア(変異種)

種族スキル 魔眼(麻痺 石化 毒 破滅 呪い 支配 空間)

スキル 初級魔法Lv1

SP0


おっやっぱり見れた。魔眼か〜……いや、とんでもないな?麻痺はさっきのだろ?あれの他に石化、毒、破滅、呪い、支配、空間だってよ。詰め合わせ過ぎたろ!?破滅は多分見たものを壊すんだろうなぁ……呪いは分からん、空間が一番分からないな……

「ミア、お前のステータス見れたけどその目は魔眼らしい、そしてお前はラミアの変異種でゴルゴンらしい」

「……やっぱり私はラミア族の変異種だったんですね」

「自分でも薄々分かっていたのか」

「まぁ、はい。明らかに同世代の子と違いすぎましたしね、それに変異種ならこの目も納得できます」

「その目の事だがさっきも言った通り魔眼だ。しかも色々詰め合わせあるな」

「????」

「さっきの麻痺以外にも色々使えるみたいなんだよ。例えば破滅とかだな」

「私の目って不思議ですね……私が認識出来ているのは麻痺と呪いだけでした。呪いの魔眼のせいで集落から追放されましたし……」

「目の能力は自分の意思では変えられないのか?」

「はい、どうやって変えるのかすら分かってません」

「なるほどなぁ……とりあえず今日はここまでだな。能力自体がどうゆうものか分かっただけでも大きな進歩だよ」

「そうですね!明日は絶対に成功させてみせますよ!!」


こんな感じにミアの実験を一旦終わらせた、というか終わるしか無かった。想像以上に目の能力が強すぎた。次やる時はダンジョン内だな(自分が死んでも良いように)

ちなみにネモ達はまだ寝ていた。ミアは起きたら知らせると言って子供部屋(仮)に居る。つまり現在俺は暇な訳だ。あっいや、やる事あったなそういえば。


「ユキ、丁度暇になったし鬼兄妹を蘇らせてくれ。ついでにあのおっさんに会いに行く」

「了解〜そいじゃついて来て!」

今更ながらどうやって場所を作ったのだろうか?掘るにしてもこの洞窟ってめちゃくちゃ硬いはずなんだが……(ゴーレムの耐久めちゃあったし)

「その顔は……どうやって場所を作ったって考えてる顔だね!!」

「お前、心読んだだろ。解釈の仕方でなんでもできるのおかしいだろ」

「ありゃ?バレるのはやすぎない!?まぁ良いけどさ〜解釈次第って言うけど初めてやる時は結構大変だったんだよ?」

「初めてするのに簡単にできたらそれはそれで問題だよ……それで洞窟掘ったのか?」

「いや、普通に土魔法を使って掘ったよ。属性指定っていう技術の応用でね〜自身の魔力を流した物の状態を好きな用にできるんだよ〜今回は指定した範囲の土をめちゃくちゃ小さく濃縮した玉にしたよ〜」

魔力使ってそんな事もできるんだなぁ……あれ?その玉一体どこに置いたんだろう?別に見なかったしな……

「な、なぁその玉は一体どこに置いたんだ……?」

「勿論食べたよ、土龍が」

なるほど、土龍に食べさせたのか……いや、土龍って何!?そんな魔物召喚してないが??

「土龍ってお前、どこから連れてきたんだよ?」

「あれ?見た事あるよね?戦った時に」

戦った時に見た事ある?あぁ……思い当たる奴があるなぁ……

「エレメント ドラゴンの中の一体に居たな、土龍」

「そうそう、その子!エレメントドラゴンって眷属みたいなものだから好きな時に呼べるし呼ぶだけだったら魔力も使わないから便利なんだよね〜」

「なるほどな〜っと、止まったって事はここなんだな?」

ダンジョン領域を少し離れた場所に不自然な扉がある。きっと目的地はここなのだろう、ユキも止まったしな

「うん、ここだよ。ちなみにここは今君がおっさんという人が住んでるよ」

「なんというか顔合わせづらいなぁ」

「自分が殺した存在との顔合わせは気まづいよね〜まぁ慣れといた方が良いよ、今後の為にね……」

最後の方なんて言ったが分からなかったがやっぱり気まづいらしい。

「まっいつまでもこの扉の前にいる訳にもいかないしご対面といきますかね」

俺は扉を開けた。そこに居たのは……羽の生えたおっさんだった。いや、なんか思ってたんと違う!?

後書きちゃん「投稿遅れたのは謝罪させるとして……なんか変な設定追加してない??」

サブちゃん「追加というか魔力量の変更の理由がこれですしね……ダンジョン組は勇者組と違って○○するらしいですしなんなら○○○○だそうですよ?」

後書きちゃん「うん?聞こえない部分あったけどなんて言ったの?」

サブちゃん「ダンジョン組は○○して○○○○だそうです」

後書きちゃん「あ〜……ネタバレ規制されてるね。まっそのうちヒント出てくるでしょ」

サブちゃん「ではまた次回もお楽しみに〜」


どうも、先週中に投稿できなかった作者です。遅れた理由は最近出た厨二病全開のゲームのせいですね、合う人にはまじで刺さるのでオススメです!!

今回はちょっとした解説を……今回出てきた土龍くんですが作中では眷属みたいなものと言ってますが実際には従属です。作中の表現を変えないのは本人も知らないからですね、後々先代神龍が出てくるかもしれないのでその時に作中では判明する予定です(多分変更するので出してみました〜)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ