初テイム
「噛み付い来るぞ!出来るだけ距離を空けて戦え!」
「ええ!わかったわ!……!待ってそっちに行った!」
「ああ!わかった!一か八か『テイム』!」
賭けで俺はテイムを使った。失敗する確率は相手と自分とのレベル差で決まる。成功する確率は多分2%くらいだろう。それでも俺はどうする事も出来ないからテイムを使った。
「………………止まった?まさか…………成功だ!」
「嘘…そもそもテイムの成功基準ってなんなのよ?」
えぇ……そこからかよ……
「相手とのレベル差でだいたい決まって、後は相手の残り体力とかそこら辺だ」
「てことは……奇跡的ってことじゃない!」
「ああ、そうだよ!」
「やったわね!初テイムで初成功よ!」
「さてと有り余るテンションを元に戻して……えっと『従魔召喚』」
そう言うと目の前に魔法陣が現れシャープスネークが現れた。
「歩くだげでいいのにわざわざ使ったの!?」
いや〜だってね?多分というか絶対使う機会少ないじゃん。指定の場所に従魔を呼び出すスキルって。
「使ってみたかったんだよ!別にいいだろ、試しに使ってみても……」
「まぁ別にダメって訳でもないけど……まぁいいわ」
何処か腑に落ちないのか知らないが最後は無理やり納得していた。
「さてまずは名前か……どうしよう?」
「う〜んシャープスネークだし、シャプなんてどうかしら?」
「いや安直すぎるだろ。うーん……よし!いいかお前の名前は[ホーリー]だ」
「シャア~」
うんうん。喜んでる、喜んでる。気に入ってくれたようで何よりだ。
「一応今のステータス確認するか」
「ええ、わかったわ」
『ステータス!』
二人同時にそう言った。
名前 ハク Lv3
ジョブ テイマー Lv2
ジョブスキル テイムLv2 従魔召喚
スキル ステータス魔法 初級魔法Lv2
sp10 従魔1
名前 ニロ Lv3
ジョブ 魔剣使い Lv3
ジョブスキル 魔装 Lv3 魔刃 換装
スキル ステータス魔法 初級魔法Lv3
sp11 所持剣0
「sp増えてるっぽいな……」
spは新しいスキルを覚えたりレベルのあるスキルのレベルを上げたりできる、2レベルで10増えてるってことは1レベルで5増えるのかと思ったけど、ニロ11spて……基準なんだよ……
「どうする?今ここでsp振るか?」
「ええ、そうね……ここでしましょうか」
「了解」
――――――数分後――――――
「ニロそっちは振り終わったか?」
「ええ、終わってるわ」
「おけー、じゃいくぞ」
『ステータス!』
名前 ハク Lv3
ジョブ テイマーLv2
ジョブスキル テイムLv2 従魔召喚
new魔聴LvMAX newブーストLv1
スキル ステータス魔法 初級魔法Lv2
new魔力探知Lv1
従魔1 sp0
「っとこんな感じだ」
「魔聴ってなによ?」
「ああ……それは魔物の声を聞けるらしい」
「へぇ~……じゃあブーストは?」
「一時的に自分またそれ以外のステータスを1.5倍にするスキルだ。まぁレベル1時点だがな、それでニロはどんな感じにしたんだ?」
「こんな感じよ!」
名前 ニロLv3
ジョブ 魔剣使いLv3
ジョブスキル 魔装Lv3 魔刃 換装 new 魔剣創造
スキル ステータス魔法 初級魔法Lv3 new剣術Lv2
所持剣 0 sp0
「新しく覚えたのは魔剣創造と剣術か。剣術のレベルが上がってるとこをみるに1spはレベルに使ってるとして……これ両方5spも使ってるのか!?」
「いえ、魔剣創造で8sp、剣術で2、剣術のレベル上昇で1sp使って全部使ってるわ」
「なるほどな……よし次はホーリーのステータスを見るか」
「えぇ、見ることができるの!?」
「そりゃテイマーだしな……」
そう言ってから俺はホーリーのステータスを表示した。というかそもそもテイム主なのに見れなかったらテイムの意味あんま無いだろ……
とうとう初テイム!結構ご都合に見えるかもですが、これからこんな事ない……予定!なのできっと大丈夫なはず……です。
後書きちゃん(仮名)「さてさて次回はついにホーリーちゃんのステータス!是非次回をお楽しみに!」
後書きちゃん「あと日本から転移して来たキャラも登場!?」