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異世界の奴隷って強いのな!?

今回は後書きではなく前書きで言わせてもらいます。

どうも、作者です。なんと今日、9月3日はこの作品の一周年記念日でございす!!しかしまぁ一周年記念といっても特に何かがある訳でもないです。来年はなにか用意出来ればな〜とは思っています。え?来年までこの小説続いてるの?と思った方がいると思いますがこの『ただのテイマー』という小説の終わりは主人公が死んだ時と思っていただいて構いません。理由はまぁ……ありません。強いて言うなら私自身がそうしたいと思ったからですかね?正直前にも言った通り一周年を迎える前に完結する予定でしたし……そんなこんなですが!これからも当作品をよろしくお願い致します!!

え〜俺は現在奴隷が乗っている?というか乗せられているキャラバンを発見したのでダンジョン権限で大きめの石を作ってというか生やしてその影からキャラバンに動きはないかを観察しているんだが.....多分30分くらい見てるけど動きがない。

さてさてどうしたものか.....あっちから出てきてくれると有難いかったんだがなんにも動きがない。いっその事こっちから仕掛けようかとも思ったけど相手は一応奴隷な訳で?犯罪奴隷とかだったらまだしも捕まえられてとかだったら後々色々と危険な訳で?

ならばあっちがこちら側に攻撃してくれた方が大義名分としては申し分ないわけで?まぁ戦争しようとしてる訳ではないんだけども。キャバンの中がどうなってるか見れたら良いんだけど.....あっいっその事DO使ってどうにかするか?今後も役立つだろうしそうしよう。ユキのお陰で今のDPは5万以上あるし問題ない。という訳で取ってみました『クリエイトゴーレム』と『視覚共有』と『気配察知』!!

総額48000DPで内訳は『クリエイトゴーレム』が3万DP、『視覚共有』が7000DP、『気配察知』が1万1000DPだ。『気配察知』が思ったり高かったのは驚いた。召喚する予定だった『ロックゴーレム』、呼び出されること無く計画が無に帰したな.....まぁ良いか

「『気配察知』」

早速使ってみるとよく分からなかった。なんというかシルエットで見える感じらしい。よってどれがどの種族かは分かるけど性別や見た目などは分からないな。

「『クリエイトゴーレム』」

クリエイトゴーレムで石ころサイズのロックゴーレムを作った。動力源は魔力だからダンジョン内ではほぼ無限に動けるな!これで俺が働かなくてもいい訳だ、まぁ今まで働いたことなんて無いけども.....


『ご主人様、無駄遣いはいけないと思うのですが?』

今まで静かに見てたストが脳内に語りかけてきた。というか魔剣に『憑依』してても話せたのな

『私の魔剣だって予算8000DPだったじゃないですか.....酷いです!デメリットをつけて何とか予算内に合わせたっていうのに!』

なんかこっちの方がすらすらと喋れてない?なんで?

『聞いてますかご主人様!!』

「あぁ聞いてるよ、あと無駄遣いじゃないからな?計画的運用だから。あとなんでそっちの方がすらすらと喋れてるんだ?」

『うん?あぁ今の私は初めましてだったっけ?今の私はスキルの『多重人格』で生まれた人格の方だよ』

「あぁなるほど。んじゃ初めましてだな、今後ともよろしく。んでもって人格が変わるトリガー的なのはなんだ?」

『えっとね〜戦闘時?と変わりたい気分の時だね〜もう一人の私は家事とか雑用とか器用だから得意なんだけど今のところ活かせてないね〜私は基本的には戦闘担当だよ〜『魔剣解放』を使ってたら大体私だよ、この前はもう一人の方だったけど。理由は私が寝てたからだよ』

「なるほどな〜といってもうちのダンジョン雑用とかないしな〜まっなにか考えてみるよ」

『もう一人の私の為によろしくね〜でもってもうDPの使用についてはとやかく言わないんだけどこの魔剣のデメリットって多分知らないよね?』

「あぁ初耳だが?そのデメリットはなんだ?」

『デメリットが2個あるんだけどまずは成長抑制っていってレベルが上がりにくいことだよ。まぁステータス更新を全然しないご主人様には関係無かったみたい』

「そういえばステータスの事完全に忘れてた……この後するか。んで二つ目は?」

『二つ目は感情制御不可及び一部の感情強化だよ、この一部の感情なんだけど主に大罪系感情ってやつなんだけど知ってる?』

「大罪系感情?すまん、分からんから教えてくれ」

この異世界は大罪系感情なるものがあるのかよ……大罪とかはこっちでもそれは変わらないのか?

『憤怒、強欲、傲慢、嫉妬、色欲、怠惰、暴食の七つだよ』

まんま元の世界と同じだな!?どの世界でもこの七つは大罪なんだな……

『ちなみにだけどさっきの奴隷商との戦いでは強欲が強化されてたかな?ほら勢い余って殺してたじゃん?』

「あぁ〜けどもあれはゾンビ化しようと思って殺した訳だしな〜」

『まぁ使用時間が長いほど強くなっていくからね〜それに『魔剣解放』を解除したらリセットされる訳だし?まぁそのうちこのデメリットで危なくなるかもだし覚えてた方が良いよ?』

「忘れないように気をつけとくよ、でもって閑話休題。目の前の奴隷をどうするか考えないとな」

『どうするって……殺すか追い出すかしかないんじゃない?』

「まぁそうなんだが……追い出したところで犯罪奴隷ならやばいし奴隷狩りとかで奴隷になったならまた捕まえられそうだし奴隷狩りとかなら流石にな?」

『可哀想とか思ってるの?』

「いや、まぁ……そうだけども」

『ご主人様、この世界では奴隷は一般的じゃないと思ってるの?正直奴隷になって死んだ子供なんて沢山いるんだよ。酷なことかもしれないけど殺したってなんの問題もないんだよ。それに助けたとしてそれで裏切られてメイちゃんを壊されたらこっちが全員死ぬんだよ?』

「裏切りはないな、王座の能力で支配できるから」

『そうなの!?なら別になんでもいいかな〜死ぬリスクをわざわざ背負わなくていいっていうのが私の意見だからね。それにどちらにしろ私はご主人様の意向に従うよ』

「よし、とりあえず会ってみるか。敵対してくるならその時はその時って事でどうにかしよう」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※以下奴隷の妖狐視点

「お姉ちゃん、怖いよ……助けてよ……」

なんで私は助かってしまったのだろう。死ねればこんな屈辱受けなかったのに……私の家族や友達は今頃どうなっているのだろう?怖い大人達に襲われても一部は逃げ切れたのだろうか?うぅ、お姉ちゃん……なんで死んだのは私じゃなくてお姉ちゃんだったの?きっと優秀だったお姉ちゃんならこんなになっても助かった……周りには腕に羽が生えてる子や頭に角が生えてる子、蛇みたいな子に魚みたいな子がいる。魚みたいな子はよく分からない透明な箱に入ってるみたい……

「なんで……どうして……」(魚)

「怖いよ……誰か……助けて……」(ラミア)

「空から落ちた僕は……きっと……」(ハーピー)

「お兄ちゃん……」(鬼)

「大丈夫、お前は俺が守ってやるからな……」(鬼)

みんな怖がっているみたい……せめて……幸せな夢を見せてあげたいな……

『幻想世界』

私が唯一できること……もっと早く使えれば、お姉ちゃんやお父さんやお母さん、村の皆は助かっていたのかもしれない……

「やっ、君達が奴隷で合ってるよね?」

「ヒッ……!?」

「お前が……お前のせいで!!」

「お兄ちゃんやめて!!」

「安心しろ、お兄ちゃんが守ってやるからな!」

角の生えた子がいきなり出てきたお兄さんに立ち向かってる……私も、あの子みたいな勇気があれば……

「う〜んやっぱり敵対するよな〜どうしたものかね〜」

「お前を殺してやる!!『鬼拳(きけん)』!」

「おっと!危ないな〜見たところ君が一番年齢が高そうだ、狐の子なんて見た目まだ小学生一年生ぐらいっぽいしな」

「くっ!よそ見するぐらい余裕があるのかよ!」

「お兄ちゃんもうやめてよ!お兄ちゃんまで居なくならないで!!」

「安心しろ、お兄ちゃんは絶対勝つからな」

角の生えた子以外はみんな怖がってる……なのにあの子は……ためだ、足が震えて力が立つことができない……

「お兄ちゃん、私も手伝う!」

「お前……!あぁ分かったよ、だが俺はお前を守れるほど強くはないからな、絶対に危なくなったら逃げろよ?」

「うん!」

「いやいや感動するね〜けど……反抗してくるなら分かってるよな、鬼族兄妹」

「あぁ!だがお前を殺して!」

「絶対に出てやるんだから!」

「はぁ〜仕方ない、話し合いしたかったんだけど……とりあえず再起不能は覚悟しろよ?」

「そんなに喋って余裕だな!『鬼神化』!!」

「お兄ちゃん!?一緒に勝つって言ったのに!」

「安心しろ、一分は使っても大丈夫になった……皮肉にも奴隷商のあいつのお陰でな」

「あいつ……あのおっさんか?」

「まさかもう……!?」

「あのおっさんなら殺したよ?それがどうした、一応お前達の敵だったろ?」

「そうだが……あの人は他の奴隷商と違って俺を鍛えてくれた。なんの気まぐれかは知らないが妹を守りたいと言ったら鍛えてくれたんだ!」

「あぁ、だからお前だけ足枷がないのか……確かに妹を守りたいなら逃げることはないか……(小声)」

「死ね!極悪人が!!『鬼神拳 粉砕』!」

「よっ!危ないな〜」

凄い……あのお兄さん、あの凄い攻撃を簡単に避けた……かっこいい

「気をつけないとキャラバン崩れるぞ?『狩り取れ』」

「グッ!?クソッ角が持っていかれたか……だが!!『鬼神拳 大崩壊』!!」

いきなり鎌が角の子に飛んでいって角を切った……私も……お兄さんに着いて行ったらあんな風にできるようになるのかな……

「ほーやるね〜ならこれはどうかな!『クリエイトゴーレム』『回れ』!」

「グハッ!?一体何が……グッ!?」

いきなり大きな石の腕が現れて角の子が殴られて腕を鎌で切られてる……なんだろう、この気持ちは……あのお兄さんを見てると胸がドキドキする……お姉ちゃん、この気持ちはなんなのか教えて……お姉ちゃん……

「お兄ちゃん!『状態交換』!ウッ!!『再生』」

「はぁはぁはぁ……ごめんな、お前に痛い思いをさせて。もうすぐ終わらせてやるからな……!『鬼神拳 闘志拳』!『鬼神拳 玉砕』!『鬼神拳 手刀』!『鬼神拳 虚拳』!」

「まじかよ……!たけど……誰に向かってそれを使っているか分かっているのか?『クリエイトゴーレム』『増幅せよ』『回れ』『狩り取れ』!」

「防がれた……だと……くっ!鬼神化が解けた……なのに傷がない……?まさか!!」

「お兄……ちゃん……ごめん……なさい……私、もう……」

「お前……全て肩代わりしたのか……!馬鹿野郎!なんの為に俺が戦っていたと……!」

「私は……お兄ちゃんに……死んで欲しく……ないの……だから……逃げ………て……」

「おい!おい!!返事をしてくれ!!」

どうやら角の子が一人死んだみたい……お姉ちゃんと同じ事を言って死んで言った……なのになんでだろう?私は……角の子を殺したお兄さんのを見てかっこいいと心の底から思ってしまっているの……私は死にたいの?それとも……

「あ〜あ、死んじゃったね、君の妹。けどさ、君のせいなんだよ?愚かにも俺に逆らったから。これじゃ君が殺したも同然だね?で、これからどうするの?」

「そんなの……決まっているだろう!!お前を……お前を……死んでも殺してやる!!」

「へ〜そっか、なら……死ねば?『ダンジョン権限』『クリエイトゴーレム』」

いきなり鉄の塊が出てて大きい腕に変わって首を掴まれてる……

「『魔剣解放 解除』ふぅ〜………せめてもの慈悲だ、最後の言葉を聞いてやるよ」

「なんだ、さっきまでの口調と変わってるじゃないか。まぁいい、そうだな……くたばりやがれクズ野郎、かな」

「はっはっはっ!最後の言葉本当にそれでいいのか?」

「あぁ、これでいい……(グチャ!)」

角の子が言い終わると鉄のゴーレムによって潰された。後には首と身体が離れた死体が転がっている。私はそのお兄さんの背中を見て何を思ったのだろうか、自分でも分からない。ただ分かることはとても悲しいそうという事だった。そしてお兄さんはこっちを向いた。顔が見えた瞬間、自分の顔は不思議と熱くなる感覚がした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※煉視点に戻ります

いや〜……死ぬかと思った!!口調はめっちゃ余裕そうにしてたけど正直最後のラッシュに関しては全て防げたのは奇跡だな、うん。というか奴隷なんだよね?あんぐらいの力あったなら少なくとも捕まることなかっだろ!!いや、妹を守る為にわざと捕まったとか?あっけど奴隷商のおっさんに鍛えて貰ったんだっけ?けどもあのおっさんはあまり強くなかったしあれか?鬼という種族が強いのか?う〜ん……考えても分かんないし後で教えてもらおう。死体の蘇生はできなくても魂は使えるだろ……はっ!?思考が結構えぐい事になってる気がする……実は俺って知らぬ間にゲーム感覚とかになっているのか?普通に考えたら殺された相手に魂すら利用されるって酷すぎる……うん、この話は一旦やめよう。先に他の奴隷をどうにかしないとな……出来れば敵対しないでくれよ〜

「さてと、キャラバンは跡形もないとして……お前達はどうする?」

というか凄いなあの水槽、キャバン壊れたのに傷すらついてないよ。なんか特殊な素材でも使っているのだろうか?

「あ、あの!」

「うん?」

いきなり妖狐族の子に話しかけられた……だと!?まぁこっちがどうするか聞いたからだろうけど。というか戦闘中にも思ったけど見た目的に結構幼いよな?

「私を弟子にしてくだひゃい!」

噛んだな、可愛い。というか弟子?なんの?というかさっきの戦闘を見て言ってるんだよな?えっなに、もしかして殺し屋になりたいのか!?だとしたら止めるべきだろうな〜まぁ確定した訳ではないんだけども

「弟子ってなんの弟子になりたいんだ?」

「えっと……私、強くなりたいんです!強くなって、貴方に殺されたいんだと思います?」

うん、どゆこと!?!?




後書きちゃん「遂に一年か〜……時の流れを感じるね!」

サブちゃん「まぁ私達登場してから一年経ってないですけどね」

後書きちゃん「私の初登場って9月6日なんだって」

サブちゃん「そうなんですね!?とまぁそんな事はどうでも良いんですよ」

後書きちゃん「どうでもいい!?」

サブちゃん「今回の話ですけど戦っている時の煉はやっぱり感情が高ぶってますよね?」

後書きちゃん「まぁそんなところだろうね〜今回は大罪系の感情も出てきてたみたいだし?あとちゃっかり奴隷の鬼族殺しちゃってるし?これからどうなるんだろうね?」

サブちゃん「では次回もお楽しみに!!」

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