とりあえず召喚してみた
おはよう、世界。そしておやすみ〜……という訳にはいかないよな〜……
「あっ!やっと起きましたねマスター!!」
「……おはよう、ダンジョンコア」
なんかダンジョンコアって呼ぶと呼びずらいな……名前付けるか。候補は……コアとか?けどそれだとどこぞの図書館の悪魔と同じ感じになるしな〜
「って聞いてるんですかマスター!」
「すまん、聞いてない」
「はぁ!?話ぐらいちゃんと聞いてくださいよ!」
「分かったよ、という訳で一から言ってくれ」
「分かりました……まず報告です!昨夜は特に侵入者もありませんでした。あと私からの苦情ですができたばかりのダンジョンというのはとても不安定な状態なんです、例えばゴブリンが一匹紛れ込んだとします、そしたら守りがないのでダンジョンコアは崩壊します、間違いなく」
「つまりダンジョンコアは魔物と人間両方に狙われると言う事か?」
「そうゆう事です!魔物は魔力の塊であるダンジョンコアを壊すと力が増しますし人間は寿命が伸び、力が急増します、場合によっては人間は進化して超人になったりします」
「なるほどな〜ダンジョンは狙われやすいのか……」
「そうなんですよ!なのにマスターは昨日何もせずに寝たんですよ!?幸い侵入者はありませんでしたがもし入ってきてたら……私がどんな思いで一晩過ごしたか知ってますか!!」
「えーっと……すまん」
「すまん?」
「すみませんでした!」
「宜しい。という訳で早く何か対策して下さい!」
「自我があるのにお前は何も権限がないのか?そこだけ教えてくれ」
「えーっとですね、今の私にはありません」
「今の?どういう事だ?」
「まずですね、ダンジョンにもレベルが存在しています!ちなみに現在私はレベル2です!」
「ほうほう?それで?」
「ダンジョンコアはレベル2でマスターを入手出来るようになりレベル3で実体化の魔法が得られるのです!そして実体化するとコアにもダンジョン権限が与えられるって仕組みです!というかダンジョン権限は実体のある生物にしか与えられません!」
「それだと幽霊……レイスとかの魔物のダンジョンマスターは居ないと言うことか?」
「いえ、その場合はコアに触れると同時に実体化のスキルが手に入るんだと思います?」
最後疑問形になってたな……つまりよく分からないと。いや〜ダンジョンというのは実に不思議だな〜まぁ俺も人間から半魔族になってるし驚きはしないんだけどね?
「まぁ大体分かったよ、ありがとな」
「どういたしまして、マスター♪という訳で魔物の設置を早くしてください!!」
「今のDPは……4970か」
メニューを一通り見た感じだと一番安い魔物で10DPのゴブリンとスケルトンとゾンビか……ゾンビ!?異世界なのにゾンビか〜なんかな?次に安いのは25DPのグール。喰種か〜カグネとか出せたら強いな?どこぞの金○研みたいにね?まぁ多分単なるグールだな25DPだし。後は動物とかも出せるのか……ネズミとかリスとかは5DP、猫や犬は15DPか、割とするんだな……
「あの〜ご主人様?」
「どうしたんだメイ?」
「?メイとは誰ですか?」
あれ?お前の名前はメイだ!って言ってなかったけ?言った気でいたな……よし、少し遅い気がするが今言うか!
「お前の名前はメイだ!!」
「今言っても遅いですよね明らかに!?まぁ良いですけどね?せっかく名前付けてくれた訳ですしね?けども……まぁ良いです。それで理由とかってあるんですか?」
「それは単純にお前が透明だったからだな、とうだとなんか違うし、うめだと酸っぱそうじゃん?丸いしだからメイだ。ごめんな、俺はそこまで名ずけが得意じゃないんだ。単純なのは許してくれ」
「別に名前に不安がある訳ではありせん!?ただちゃんと理由があるか気になっただけですから、うめが酸っぱそうというのは良く分かりませんが……」
もしかしてこの世界に梅干しは無いのかも?なら仕方ないか
「それでダンジョンに配置する魔物は決まりました?」
「ふっふっふ……なんと!!」
「なんと? 」
「全然決まらん!!」
「決まってないんですか!?」
「いや〜ここまで多いとな?決めきれないというかな?なんかアイディアとかない?」
「そうですね……ここは洞窟内ですのでゴーレムなどは良いんじゃないですか?」
ふむ……ゴーレムか。えーっと安いやつだとロックゴーレム(100DP)か……とりあえず五体は確定だな。
後は……おっこれとか良さそうだな。レイス(カスタム可能)(50DP〜)カスタム可能とか絶対面白いだろ
オプションは……人化(400DP)、ポルターガイスト(200DP)、ユニークスキル付き(800DP)など色々あるな……これは悩むな〜とりあえずポルターガイストで鎧とか動かせる様にしてあっそれならダンジョン領域内を少し改装して…………
「やってしまった………」
「マスター?守るためとはいえ流石に多すぎると思うんですが?」
「いや、これが理想のレイスなんだよ……!」
色々追加したら一体あたり大体1500DPになった。これでも流石にやばかったからレイスを中学生から高校生ぐらいの年代の奴にして安くなったのだ。ちなみに本来だと一体あたり3300DP……とんでもないな!?
「と、とりあえずだ!一体だしてそいつにダンジョンを守護してもらおう、うんそれがいい!」
「なんかやけになってますよねマスター?」
「ソ、ソンナコトナイ」
「ふ〜ん?そうなんですか?ならいいですけども……」
「そんな訳で呼んでみるか」
俺はメニューの決定ボタンを押した。そして押したらメニューが消えて目の前に魔法陣が現れて……
後書きちゃん「え!?ここで終わりなの!?」
代役ちゃん「私も流石にここで終わるのは酷いと思うんですが……だって週一更新ですよね? 」
後書きちゃん「あれじゃない?代わりに明日か明後日に更新されるとか?」
代役ちゃん「そうですよね!という訳でここまで読んでくださってありがとうございます!良ければ次回も呼んでくださいね?」
ちなみに次回の更新分の進捗は現在10%ぐらいです!
なので次回は多分早くて木曜日ぐらい遅くて日曜日です……