一方では
ーーーハクがホーリーを向かわせたぐらいの時ーー
「今の何も起きないね」
「何も起きない方がありがたいだろう?」
「そうだけどもね〜」
フォクちゃんが言ってる事は正しいんだけどもこっちに何もないとするとハク達の方になにかあるかもって不安になるんだよね〜ハクは割と無茶しすぎる性格なのか知らないけどもいつも無茶ばっかりしてるから今回ぐらいは何事もおきて欲しくないんだよね……
「セリナ、杖を構えろ。来るぞ!!」
「え!?包囲する作戦は!?」
「数は少ないから大丈夫だ」
「敵の種類は?」
「ゴブリンに……多分スモールバットだな」
「あれ、鑑定って持ってたっけ?一応異世界からの転生なんでしょ?」
「神獣の我は確かに死んだがその人格と知識が死んだ訳では無いぞ?それに転生した人格の方は神獣の力と共に消えたと思うぞ」
あれま、なんというか転生してフォクになった人が可哀想に思えてきたよ……まぁそれより目の前の敵に集中かな
「『詠唱短縮』『ダークワーム』!」
「見事なものだな、本当に」
「まぁこれでも闇魔法レベルMAXだしね!」
「さて、流石にこれで終わりとは思ってもないが……」
「うん?何か後ろから来てるね……やっぱりハクの方にも来てたって事かな。しかも応援を呼ぶぐらいにはね」
「セリナ!応援をお願いしま……構えてください!こっちに大量に来てます!」
「え、また!?」
流石にこれはスタンピードを疑うけど……ここら辺にダンジョンなんてあったっけな?無かったと思うけど……この依頼が終わったらハクと一緒に調べてみようかな?
「っ!?北に配置したゾンビが殺られた!」
「何!?なら来てる奴らを引き連れて北に向かって一掃した方が早い、ホーリー乗せてくれ」
「け、けどご主人様の方が!」
「一掃した後に急いで向かえば問題ないと思う。ハクは普通に粘り強いからね」
「わ、分かりました……行きますよ!」
「ホーリーちゃん、どれぐらい付いてきてる?」
「ざっと半分ぐらいですね、北には約40ぐらい反応があります」
「了解だよ、なら……『配下召喚』『合成』!」
「スケルトンを十体合成すると何が出来るかと思えば……暗黒騎士 スケルトンナイトとは……面白いものだな」
「驚きですよ……けどこれなら!」
「北は任せたよ、ナイト!」
「(コク)」
「さて、私達は……連れてきた奴らを一掃しようか!空は任せてね『ダークワーム』!」
「分かりました。『小大化』『シャープファング』!」
「さて、多少無理をしてでも主様を助けに行かんとな『神獣化』!」
「えっ!?神獣の力は失ったんじゃ?」
「全ては失っとないわ!『インフェルノ』! 」
「ちょ!?そんな事したら……」
神獣化したフォクがインフェルノのを空から打ち付けているよ……しかも森は大炎上、結構広範囲だからさっきので南側に配置したゾンビも殺られちゃってるし……まずは鎮火しないとだね、はぁ……気が遠くなるよ
「ふぅ……やはり1分ぐらいしか保たないか」
「一分も保つだけ凄いと思いますよ……?っ!?さっきのを生き残ったやつがいます!」
さっきのインフェルノの耐えるって相当強いやつだよね!?そんなやつ今の私達で勝てるのかな?
「残ったのは多分二体で一体は北側の一番後ろあたりなので多分これを引き起こした犯人だと思います、もう一体は……まずいですねご主人様の方向に向かってったとしか……範囲外になりました」
「主様は多分大丈夫だろう、それより犯人を早く殺らねばならぬな」
「さっきのナイトはインフェルノの前に戻したから一応生きてるよ」
「っ!?北側が急接近してきてます!」
「良くもやってくれたな!!(グルゥゥゥ!!)」
え、狼だったの!?
後書きちゃん「いや〜森が燃えてた理由がフォクの頑張りすぎとはね」
代役ちゃん「まぁ私は予想通りと言いましょうかね?」
後書きちゃん「まぁ誰がやったかは想像ついたよ?けどもその方法がね……というかディアってインフェルノ一回耐えてたんだ!?」
代役ちゃん「まぁそこら辺は本編で……次回!セリナ死す、デュエルスタn」
言わせないし、死なないからね!?by作者