クリスタルバードとの戦闘
「で、結局最初は何を使い魔にするんですか?神獣やら霊獣とかは無理ですよ?」
「ふっ問題ないよ。何せ僕の体の事だからね。僕が一番理解してるよ。という訳で……最初の使い魔は主に僕の持ち手に使われているオーアバードの変異種のクリスタルバード!」
オーアって事は鉱石でバードは鳥だから鉱石の鳥の変異体でクリスマスって事は更に硬くなったって事ですかね?
「うん、まぁほとんど正解だよ。けど違うのはクリスマスになった事で一撃の威力が段違いに上がった事かな」
「正直な話、とんでもないない素材よ、クリスタルバードって。クリスタルバードで作った剣なんかは国宝級とされてるもの。それを主に持ち手に使われてるって……頭がおかしいわよ」
「まぁ、これでも神剣だからね!」
そこ、ドヤ顔しないの。
「まぁ、素材の話は置いといて……そのクリスタルバードっていうのは今の自分で勝てるんですか?」
「正直、ギリギリレベルかな〜一応、挑戦する時のそのレベルに合わせて強化や弱体化されるんだけどね?元が強いとあんまり意味無いんだよね」
「なるほど……とりあえずやってみますか」
「じゃあ、剣に戻るから僕が言うようにやってね?」
そう言うと凪砂は剣に戻りました。
「じゃあ、まずはこう唱えて」
僕は凪砂が言うように唱えました。
「『我が武器に使われし者の記憶よ。今蘇り、新たな生命として我が前に現れよ』」
「クガァァァァァ!!」
唱え終わると不思議な結界?が閉じて目の前に全身が光の反射で光っている鳥が現れました。
「あれが、クリスタルバード……」
「ほらっ、ボサっとしてない!攻撃来るよ!」
「………!ありがとうございます、凪砂」
凪砂に言われて避けられましたがクリスタルバードは自分の羽を飛ばして攻撃していました。
「礼はいいから攻撃するよ!」
「はい!『属性指定 氷』『抜刀』!」
魔力を氷にして抜刀の勢いで出来る風を利用して目の前にでかい氷の壁を作ります
「これで防げたら良かったんですけどね!」
「クガァァァ!!」
作った防御用の壁は飛ばしている羽根で粉々に壊されてしまいました。
「クリスタル相手に氷は無理!水に変えて!」
「『属性指定 水』『激流剣』!相手の羽根って尽きない感じですかね!」
魔力を水に変えて、激流剣の威力をあげて飛ばしてくる羽根を切って防ぎますがこのままではジリ貧です……
「相手は魔力の羽根を飛ばしてるから多分尽きない!相手は飛んでるから先に羽根をどうにかしないと勝ち目はないよ!」
と言われてもなとこありますよね……相手は飛んでるのに対してこっちは飛べる手段ないですし……
「クガァァ!」
「っ!!魔法使うなんてアリですか!?」
クリスタルバードは風魔法で槍を作って飛ばしてきた。つまり魔法が使えるという事。正直勝てる気しないです。
「『属性指定 岩』『地面にある岩よ我を守る盾となれ』!『ウォールロック』!」
ウォールロックでクリスタルバードの風魔法を防ぎます。けど攻撃手段が……そういえば凪砂って魔法使えましたよね?
「凪砂!魔法って凪砂1人で使えたりしますか?」
「えっ?そりゃできるけども……」
「なら、合図をしますからそれと同時にクリエイトアースでクリスタルバードまでの足場を作ってください、できますか?」
「もちろん!あとやっぱり敬語ぽいのやめよ。タメ語の方が話しやすいから」
今言いますか、それ………
「じゃあ、いきますよ!」
ウォールロックを解除してクリスタルバードの前に立ちます
「クガァァァァァ!」
クリスタルバードは風の槍に自身の羽根を纏わせて飛ばしてきました。こうゆうのってHPが減る事に変わるんじゃないんですかね?
「『属性指定 水』『激流剣』『抜刀』!凪砂今です!」
「『荒れ狂う土よ。我が名の元に大地を作れ』!クリエイトアース!」
凪砂が作った足場を利用してクリスタルバードに近づきます
「『属性指定 炎』『魔装』『一閃』!」
炎を纏わせてクリスタルバードの羽根に一閃をくらわせます。
「クガァァ!!」
「えっちょっまっ……」
「一閃を当てたとこまでは良かったんですがね……」
結局一閃を当てた後クリスタルバードに食われました。最初にはられた結界はどうやら死んでもいいようにする為の結界、不可死の結界だったぽいですね。
「まぁクリスタルバードにあそこまで戦えたんだからいいと思うわよ?」
「一応、もう一体、マシな奴がいるけど……戦う?」
「どんな魔物か聞いてから決めるよ……」
「おっ!ちゃんと口調変えてくれたね〜」
そりゃ戦いの最中に言われましたし……
「普段からその口調にした方がいいと思うよ?舐められたらいけないし」
「……検討しとく」
「まぁ、話戻して……もう一体の方はクリスタルバードよりランクが低くて硬くはないよ。種族は……スライムゴーレム」
スライムゴーレム……ラノベとかであんまり聞かない名前ですね
「スライムゴーレム……初耳の名前だわ」
「えっ!?ニロさん……ニロが知らないんですか?」
「えぇ、初耳よ」
「スライムゴーレムっていうのはね、簡単にいうと知能の高いスライムでゴーレムは硬いのが多いんだけど、スライムゴーレムは硬くない代わりに変芸自在に姿を変えることができるんだよね。僕の体のまさに核って感じでスライムゴーレムの核も自由に形を変えられるから持ち手の中に棒状にして入っているんだよねちなみね〜にこれが壊されたら僕は死ぬよ。この剣の核、つまり心臓だからね。しかしこの部分さえ壊れなければ時間は掛かるけ壊れた部分は直るよ」
なるほど……つまり元がそこまで強くないんですね
「そうゆーこと。という訳で!頑張って仲間にするよ!」
「そうですね!」
「…………私がここにいる意味って何かしらね」
後書きちゃん「今年最後なんだしスライムゴーレムとの決着まで書けよ!って思った」
代役ちゃん「作者の言い訳は 仕方ないじゃんそうでもしないと年内に出せないんだから……それにもっと時間をかけて草薙とスライムゴーレムとの戦闘シーンを白熱させるようにしたいんだよ! だってさ」
後書きちゃん「まぁ作者は割と戦闘シーン書くのがまだヘタだからね」
代役ちゃん「という訳で!今年の投稿は最後ですので読んでくださった方々!ありがとうございます!」
後、代「来年もこの作品をよろしくお願いします!!」
最後のはこの二人に言わせたかった。なんやかんやこの二人の会話を考えるのが一番楽しいかも?by 作者