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投機物の勇者

「えっと投擲物の勇者が凍ってたわ……」

「いやいや……だってさっき感じていたのは殺気でしたよ?……ってまじですね」

なんで殺気放ったんだよというツッコミをしたかったんですが……それよりもなんで野生化?してるかの方が気になりますね……

「この氷って溶かせるんですか?あと出来れば属性指定って僕にもできますかね?」

属性指定は見た感じランダム要素に対しての何かだと思うんですが……

「?普通に溶かせるに決まってるじゃない。あと多分使えるんじゃない?使い方は割と簡単で、例えば魔力を練ってそれを頭の中で思い描いたものにしようとするだけよ」

「わかりました。やってみますね」

魔力を練って……まぁ水でいいですねとりあえず。頭の中に水を思い浮かべて……

「『属性指定 水』」

なんだか魔力が限りなく水に近い状態になった気がします……不思議な感じですね

「おぉ〜その様子だとできたようね。属性指定っていうのは魔力の状態を思い浮かべた属性に近ずけて威力だったり、操作性、魔力伝導性を高める技術なの、わかった?」

「はい、なんとなくは……というか凪砂、知っていました?」

もし知っているなら、さっき教えてくれても良かったと思う。

「残念だけど、僕は今知ったよ。そんな事ができたんだね〜驚いたよ」

なんだ、知らなかったんですね

「まぁ話は変わりますけども、ほんとにこの勇者どうします?」

「う〜ん……とりあえず、頭だけ溶かして話聞いてみる?」

そんなこと出来たら苦労しないですよ……

「まぁ、死ぬと困りますし氷溶かして拘束しますか」


という訳で……最初に手の部分だけ溶かして縄が無かったからさっきの魔剣を再利用して(手のひらに剣を突き刺してそのまま地面に刺す、そうすることで魔剣の特性により地面が氷力だけでは抜けなくなる)後は全身を溶かして拘束の完了。

え?どうやって溶かしたかだって?単純に炎の魔剣を作ってそれである程度切って残りは属性指定をした魔力を流し込んだらなんいい感じに溶けたって感じです

「うん……?ここは……って草薙!?なんでここにいるっすか!?」

うん、それはこっちが聞きたいですね。

「それはこっちのセリフよ!なんで襲おうとしてたのかしら!」

「いや、襲おうとした記憶なんてないんっすけど……最後に覚えてるのは謎の黒いモヤを吸って頭が痛くなった事っすね」

謎の黒いモヤ……凪砂、何か知ってます?

「あのね〜僕はなんでも知ってる訳じゃないし、とりあえず僕に聞こうとするのはやめない?」

まぁ無意識に頼ってたっていうのはあります……以後気をつけますね

「別に頼ってくれるのは良いんだけどね、頻度をね?」

分かりました、肝に銘じておきますね。それで、黒いモヤについて知ってますか?

「多分だけどね、野黒(やこく)草だと思うだよね〜」

野黒草……なんか名前からだと想像つかないですね……

「けど、野黒草っていうのは不思議な草でね、魔力がとても濃い多いとこにしか生えないんだよ」

なるほど……

「戸部くん、貴方は最後何処にいた、とかは覚えてます?」

「えっと……確か仲間を探すために酒場に言ったっす。それから結局出来なくて……確かそのまま門を出てこの森に入ったっす!結構奥まで進んでも中々森から出れないから爆弾でここら辺吹き飛ばそうかとか考えてたら変な草見つけて……って感じっす」

「あのね……普通に考えて森から出れないからって吹き飛ばそとしないから!それに変な草見つけてもまず観察してからでしょ!知識無いにしても……」

なんか説教が続きそうなんで離れておきますか……

「これは対処した方が良いんですかね……しなくてもいいような気もしますけど」

「よっと……対処はしなくてもいいと思うよ。あの草は基本一日で枯れるしね」

「ならいっか……」


説教が終わったぽいから戻ったら戸部くんがめちゃくちゃしおれてました……まぁそこは自己責任って事でいいですかね

「凪砂曰くその草、野黒草って言うそうですが野黒草は一日で枯れるそうなので問題ないそうです。という訳でこのまま進みますかね」

さて、日没まであと約4時間くらいですかね。今日中に森は抜けたいところですね。


そんな事を考えていた時期が僕にもありました

「流石に今日中には抜けられませんでしたね」

「まぁ、地道に進むしかないよ〜」

急いだって特に何もありませんし、明日抜けられればいいですかね

「で、夜の間の火の番はどうするの?」

「とりあえずは僕が、寝ない訳にもいかないので途中で戸部くんに交代でいいですかね?」

流石に女子を火の番には男としてはさせられないですね。最近はジェンダーとかありますけど……異世界なので問題ないです

「いや、僕は寝る事ができないから僕が火の番はやるよ」

確かに、剣だから寝れないと言ってましたが……

「異論は認めないよ?」

「分かりました。ニロも戸部くんもそれでいいですね」

「ええ、問題ないわ」 「だ、大丈夫っす」

という事で夕飯を食べた後はそのままテントがないので地面に葉っぱを敷いて寝ました






作者「インフルなったりで遅れてしまいすみません!インフルは無事回復しましたので、来週は出来るだけ早く出せるようにしますね」

後書きちゃん「まぁインフルは仕方ないね。来週は早く出しなよ?」

代役ちゃん「作者ならさっきどっか行きましたよ?」

後書きちゃん「まぁいっか」

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