試し
「まずはあの時の事ですね……」
ーーーー王都ーーーー
「ねぇ草薙、鏡ない?前世と姿変わったかどうか確かめたいのだけども……」
「えっと……どちら様?」
ニロさんに伝えるの忘れてたよ……
「え〜とですね……僕の神剣が擬人化した姿です」
「うん?ごめんなさい、よく分からないわ……剣が人になった?そんな事ありえないわ、きっと何かの幻覚よ……」
うん。信じてくれないようですね……
「幻覚じゃないよ?僕はちゃんと人になってるはずなんだけど……握手してみる?」
そんなんで幻覚じゃないって認める訳がないと思うんですけど……
「ちゃんと握手出来てるって事は幻覚じゃないわね!」
ありましたね……うんもう訳わかんないや。
僕は理解を諦める事にした
「とりあえず、ハクさんとの合流を目指すって事でいいですかね?」
「異論はないよ〜」 「私も賛成だわ」
「よし!ならフィーストの街を目指しますか!」
そんな感じで僕達はこの街を目指しました。
「王都からフィーストの街までって王都に来る時はどの街も通らない道を使ったぽいけど本来なら二つぐらい街があるわよ……補給とかの為にも後者の道でいいわね?」
「他の街とかも見たかったですし良いですね!そうしましょう。けどもそうすると投擲物の勇者と玉の勇者と被りますね……まぁ追々で良いですね」
「じゃあ進路決定したし行くぞ〜」
凪沙……一応僕がこのパーティ?のリーダーなんですが……
「いいの、いいの♪どうせ戦う時は剣に戻らなきゃだし♪」
ならいいか〜とはならないですよ!?
そんなたわいのない会話をしながら僕達は王都の門まで来ました
「では勇者様!ご武運を!」
案外何も無く通れるんですね……
「1番近い街はサリストでその次がセコンドルね。サリストに着くのは多分一週間後ぐらいかしら?多分そのぐらいかかるわ」
うわ〜結構かかるんだな〜まぁ気長に進みますか……
「なんで魔物に遭遇するのかね〜というかここ並木多すぎない?誰、こんなに植えたの?」
「気になるのはわかるけど早く剣になってよ!?」
「ほーい」
剣になった凪沙を持って目の前にいきなり?現れたホーンウルフと対峙する
「じゃあ〜この剣にあるスキル使ってみよっか。僕だけじゃ使えない奴がいいけど……まぁ最初は簡単なのが良いよ」
じゃあこれですかね……名前的にも範囲狭そうですし
「『無限水』『水操作』『ウォーターソード』!」
無限水で水をだし、水操作で剣の形にして擬似魔法っぽくホーンウルフに飛ばしてみた。
「切れ味が良くないな……ぶつかっただけだったし」
ぶつかった事により多少相手は怯みましたが剣なのに切れないのはなんか違う気がします……
「流れが足りないんじゃない?」
なるほど………
「ニロさん、助言感謝します!『水操作』!」
水操作でさっきのウォーターソードに流れを加えてもう一度放ちました。
「確かに流れを加えた事でよく切れますね」
目の前では真っ二つになったホーンウルフがいました……ちょっとしたホラーですかね
「解剖はお願いしていいですか?」
「ええ、大丈夫よ。あと技に慣れるためにも街道じゃないくてあっちの森の方から進みましょうか」
右側にある森の方をニロは指しました
「そうですね……そうしますか」
解剖が終わって無事に食料が手に入ったので早速森の道を歩いていたんですが……
「凪沙、気配系の能力って持ってないんですかね……」
「持ってたら困ってないよ〜」
「ねぇせめて情報共有してくれない!?」
現在魔物に囲まれている状況でしかも殺気放たれてるからわかるだけで相手が何か分からないんですよね〜
「情報共有も何も気配系持ってないそうなんですよ」
「ならとりあえず攻撃しようかしら……『属性指定 氷
魔剣生成』!」
ニロさんの手に魔法陣が現れそこから氷でできた剣が出てきました
「凍れ!『フリーズフィールド』範囲指定約半径2m!」
フリーズフィールド 効果剣が地面に触れている時指定した範囲の中だけを全て必ず凍らせる
ニロさんは範囲を指定して剣を投げました。そして上手いとこ地面に刺さりそこからすぐに凍りました
「さて、凍った事だし相手の正体でも見ましょうか……って嘘!?」
「えっなんだったんですか?」
代役ちゃん「え〜サブタイトルなんですが……思いつかなかった〜許して!だそうです……後でぶっ飛ばしておくので安心してください!さぁ一体凍ったのはなんだったのか!?次回お楽しみに!」
後書ちゃん「それ私のセリフ〜!」