産まれるの早くない?
さぁ一体何が卵から孵る!?
「キュウ!」
「か……か、可愛いぃぃぃ!狐じゃないですか!」
「ちょちょミリさん!?取り敢えず落ち着いて机に置こうか!?」
「はぁ……まさか狐だとは」
「おっちゃん!浸ってないで手伝ってくれ!?ミリが止まらね!」
「全く若い奴はせっかちだな」
そんなやり取りがあり、ミリは今俺が泊まってる部屋にいて俺の隣にいる。おっちゃんは朝飯を持ってきてくれて俺の目の前に座っている。
「で、あんちゃん。この狐の種族はなんだ?全体的に白いが尻尾が全体的に黒い狐なんで見たことも聞いたこともねぇーぞ」
そう、今一番の問題である。種族が分からない。
おっちゃんとミリがいるので念話でホーリーに聞いてみる。
「ホーリー、お前はこの狐?の種族分かるか?」
「本人に聞いた方が早いと思うんですけど?」
それもそうだ。
「えっと聞こえてるか?」
念話の対象を狐の方にして聞いてみる。
「聞こえてるよ。君が私の主様かい?」
うん、ほんとに生まれたばかりなのか分からなくなった……余計情報混乱してるじゃん!?
「そうなんだが……まず自分の種族は分かるか?」
「ああ。分かるよ。えっとジャッジメントフォクスだって?審判を下す狐って事かな」
裁判?何かの判決をくだす狐?ただやはり産まれたばかりとは思えない知能だ。そうゆう種族だとしてもとりあえず聞く必要がある。
「なぁ、質問なんだがお前はほんとに産まれたばかりなのか?」
「ああ、いやこの体は産まれたばかりなのかもしれないが残念ながら私自身は16歳だよ。」
なるほど?という事は草薙が言っていた転生?とか言うやつか。
「ならお前は転生したのか?」
「ふむ……確かに転生たが私は死んだ訳では無いしなんなら直前までの記憶はある。どこかの蜘蛛みたいになった訳では無い、なぜなら狐などどこにもいなかったから。うん分からないね、諦めよう」
一人で何言ってんだかわからん。どこかの蜘蛛ってどこのだよ。
「まぁ取り敢えずこれからよろしく頼む主様」
「さっきからぼーっとしてどうしたんだよ?」
「あぁすまん、この狐と念話で話してた」
「話せるんですか!?」
「いや、まだ年齢的に無理なんだが念話でなら魔聴を持っていれば話せるんだ」
「そうなんですか……で!この狐の名前はなんにするんですか?」
名前な〜なんも考えてなかったんだよなぁ……しかもメスだろ?なんか俺ハーレム化計画進んでる?まぁいいや。多分ここからオスが増えていい感じのバランスになるのだろう。
「う〜ん……名前な〜性別は一応メスだろ?」
「失礼じゃないか。ちゃんと心も体もメスじゃないか」
お前は黙っとけ……名前決まらんだろが
「従魔の主じゃないですけど、フォクなんでどうですか?」
フォク……うん、これでいこう
「あぁ別に構わないし、名前はそれでいこう。お前もそれでいいな」
「あぁ、構わないよ」
「じぁ飯食ったらフォクのスキルの確認とかしていくか。依頼ついでに」
「じゃあ改めて飯の用意してくるわ」
「おう、よろしくなおっちゃん」
「次の依頼は彷徨いの森奥地にある館周辺の調査か彷徨いの森近くに現れた新種のモンスター?の調査及び討伐か……どっちがいい?」
最終決定権は俺にあるが従魔の意見も取り入れたいから聞いてみる
「私は後者の方がいいと思ったね」 「私も同感です」
「ラスもね〜同じ〜」
「了解。じゃあこれでよろしく」
「毎回モンスターの討伐ばっかでいいの?たまには他の種類の依頼も受けてみたら?」
キャリーの言うことは最もだが多数決で決めるので仕方ない。
「ほい、手続き終わったよ。じゃあ行ってらっしゃい〜」
「なんか雑になってるよな?」
「気にしないの」
……やっぱ雑になってる。まぁ何回も依頼受けたらこんなもんか
作者「いや〜まぁ色々あって遅くなりました……まぁ仕方ないよね!」
後書きちゃん「ぶっ飛ばすよ?そもそもブイチューバーやゲームにハマり過ぎせいでしょ?」
作者「はい。すみません<(_ _)> 話変わって今回の話についてなんですが話にないだけでハクはライトスライムとブルーフィッシュ以外にもただのスライムの討伐やデカイ蝶の討伐をやっています。デカイ蝶はただの突然変異で魔物では無いので探してる途中でキャンセルになってます。」
後書きちゃん「持ち物とかは変わってるの?」
作者「次回あたりに分かる予定です」
追記大量発生のところを現れたに変えました。理由としては新種なのに大量発生だとおかしくね?と思ったからです