なんか卵拾った
「では次の依頼は水辺を占拠しているブルーフィッシュの討伐でいいですね?」
「はい大丈夫です」
「では頑張ってください!」
そんな感じで依頼を受けて新しいスキルを試そうと思っていたんだがな〜
「なぁホーリー、ここって何処だ?」
「ご主人様ご主人様、地図がないのでさっぱりです」
だよね〜取り敢えず来た道戻るしかないよな……
「よし、ホーリー来た道戻るぞ」
今ラスは俺の頭の上で寝ていて話ができない。
「よし、何とか森の外に出られたし、フィーストの街も見えるな!」
「よし、じゃあありませんよ!ご主人様、水辺が何処か分からないんじゃ討伐できませよ!」
仕方ないじゃないか。ギルドのキャリーさんに聞いても分からなかったんだから。
「取り敢えず、一回町に帰りましょう。ご主人様」
なんか最近ホーリーの遠慮がなくなってきている気がする。最初はご主人様ご主人様、って最初に言ってたのに今では付け足す感じだよ?
「ホーリー、無理してご主人様って言わなくていいからな?」
遠慮がなくなってきているのは喜ばしいことだ。たが無理して付けるようなら別にいらないと思う。
「いえ、別に無理してる訳では無いのですが……まぁ威厳もありませんしね(小声)分からりました」
小声で何か言った気がしたが多分気のせいだろうと思うことにする。
「でもって話を戻すが……町に帰るのは却下だ。理由は変に失敗扱いになるとこれ以上宿に入れなくなるということだ。」
実は準備に時間かけたせいか宿に払った分もう滞在しているのだ。よって帰っても宿で寝れない訳なのである。
「という訳で、意地でも見つけて討伐、これしかないんだよ」
「……分かりました。では拉致あかないので大きくなって探しますね」
おっとそういえばその手があった。
「『小大化』!」
ホーリーがスキルを使って探すことになったので俺は今、ホーリーの尻尾(葉っぱ)の上にいる。結構手触りいいよな、この葉っぱ。
「ちょ……尻尾は敏感だって言いましたよね!変に触らないでくだ………ひゃい!」
そいいえばそんな事言ってたな。と思いだしたが手触りがいいのでついつい触ってしまう。
「やめてください!!」
尻尾の上から投げ飛ばされたがまぁ、仕方ない。という訳で、多少背中が痛いが地面で待機することになった。
「ーーー!ご主人様ご主人様!ありました!少しここより森の奥の所に川があります!」
どうやら見つかったらしい。しかし森の奥となると結構危ないが依頼がある以上行くしかない。
「わかった!……ホーリー乗せてくれ」
さっきの事があり、少し躊躇していたが載せてくれた。
「さっきは悪かった。許してくれよ」
「…………はぁ〜次からやめてくださいね。っと着いたので降りてください」
降りて見渡すと、目の前には綺麗な川があるが……その川を覗くと大量のブルーフィッシュがいた。
「川に放電して一気に殲滅するか……」
ラスの放電を試す名目もあって川に放電することにした。
「おーいラス〜起きろ〜」
という訳で頭の上で寝ているラスを起こした
「……な〜に〜ご主人様〜」
「この川に向かって放電してくれ」
「わかった〜『放電』〜」
ラスが放った放電は割と広い範囲に流れた。よって大量の麻痺した魚が川に浮かんでいる。
「あの……ご主人様、これ全部回収しなきゃならないんですか……」
「うん、そうだな」
割と威力があったのかブルーフィッシュの他にブルーフィッシュ亜種(色が紫なだけ)が浮かんでいた。
「ふぅ〜……やっと終わったな」
「そうだね〜」 「そうですね……」
全部集めると約43匹のブルーフィッシュやその亜種が集まった。ブルーフィッシュは41匹、亜種は2匹集まった。
「さて、数集まったしギルドに報告しに行くか……という訳でホーリーのせて……」
コォーーーーーン
乗せてくれと言いかけた時、森の奥から何かの叫び声?が聞こえた。
「さっきの鳴き声はなんだ……取り敢えず行ってみるか?」
「いや、流石にやめた方がいいと思いますよ。ラトイスライム亜種の集合体の時の様にいくとは限りませんから……」
「ラスは〜気になるから〜行った方が〜いいと思う〜」
うーん……俺も行ってみたいし2対1で行く、だな。
「よし行くか!」
「えぇ〜まじですか……まぁご主人様が行くならついて行きますけども」
「じぁラスは俺の頭に乗ってくれ。ホーリーは小大化で俺を乗せてくれ」
「わかった〜」 「分かりました……『小大化』!」
という訳で森を進むには十分な大きさになってもらい、声がした方に進んだ。
「大体この辺りだったのか?」
争った形跡が辺りに見られるので多分この辺りだろう。
「……!ご主人様ご主人様、卵を見つけました!鑑定では……卵だそうです。」
どうやらホーリーの鑑定でも分からないらしい。……どゆこと?
「ご主人様、この卵何故か偽装を覚えてます。あとどうやら属性は火らしいです」
偽装は多分隠す?ためだろう。ただステータス隠蔽にも使えたらしい。あと属性が火……ということはとワンチャンドラゴン有り得る?
「まぁ……持ち帰るか」
せっかく見つけたのだ、貰っていこう。
「という訳で……『テイム』。これで卵が孵ったとしても俺の従魔だ」
作者「この卵の中身のヒントとして、まずアルビノ?種の予定です。まぁ色はあまり関係ないです。ドラゴンではないです。神社があったりします。尻尾増えます。
取り敢えずヒントはこんな感じです!まぁ多分ほとんどの人はわかるのかな?ホロ〇イブにも白色でおりますし……」
後書きちゃん「今回代役ちゃんは?」
作者「ちょっと口調変えようと思って今はいない。帰ってきても変わってるとは限らないかな〜」