神剣
「ありがとう。けど、これでも元は魔剣なんだよ?」
…………え。いやいやいや、意思があるといっても喋るわけないな、疲れてるのか……
「うん?どうかしたの」
「いえ、幻聴が聞こえるのでなんでだろうと思いまして」
「……もしかしてジョブの詳細把握してないの?ジョブの事を思い浮かべて、どういうものかを考えてみて」
言われたとおりジョブの事を思い浮かべてみた。そしてたら急に脳に知識が浮かんできた。
《神剣使い》……神の剣を使う。神の剣には意思があり 、その意思と話す事ができる。更に力を完全に引き出すことができ姿を自分に合わせて調整できる。
………意思と話すことができるってそうゆう事ね。
「なるほど、つまり貴方はこの剣の意思なんですね?」
「そうだよ。あと剣に性別はないけど、意思に性別はあるからね?」
うん、なるほど。そう思いたいわけか。
「なんか失礼なこと考えてるよね!?本当だからね!?実際、神剣になる時に意識が取り込まれただけで元は......」
「ちょっと静かにしてくれ、今考え事してるから」
「えぇ...」
神剣に意思があるのは良いとして、問題はその意思が女性という事だ。いやまぁ本当に女性かどうかは分からないが聞こえてくる声が女性なんだから変わらないだろう。生憎だが俺はまともに女子と喋った事なんて無い。ニロさんとの会話だってハクさんを挟むか騎士さんを挟んでしか最初は出来なかった。しかし、これから共に旅する訳だし第一印象は大事だ。好印象を持ってもらうには......俺が考えるめっちゃイケてる男子を演じれば良いのでは!?そのうちボロが出るだろうからボロが出ても問題無い範囲のイケてる男子を演じる......難しいが頑張るしかないだろう。よし、気合いを入れて演じてやるよ!!
「まずは自己紹介をしようか、俺......僕の名前は草薙真だ。きみの名前は?」
「急にキャラ変わったね.....私に名前はないよ」
少し警戒してる感じがするな......唐突なキャラ変は辞めておくべきだったか?いや、好印象を持ってもらうためだ。大事なのはこっからのどう覆していくか、だ!
「あ、そうだ!草薙が名前を付けてくれない?」
「え、俺が?」
そんなこと言われても......名前つけるとか初めてなんだが?思わず素が出たし
「うん、それが素だよね?素でいてくれた方が接しやすいから私の前では素でいてね?」
こ、これが清楚系陽キャ女子の輝き......!!ま、眩しすぎる......!と、取り敢えず名前を決めよう、そうしよう。
「えーっと......凪沙ってはどう?」
「凪沙……うん、いいよ!」
どうやら気に入ってくれたらしい、良かった。
「じゃあ今更すけど台座から抜くぞ」
「うん、わかったよ〜」
剣の持ち手を強く握って引き抜こうとしたが、思った以上に力が要らず、尻もちをついてしまった。
「思った以上に力があるだね、私はもっとないと思ってたよ。だから一応抜きやすいようにはしてたんだけど......意味無かったね」
「あんまり人を見た目で判断するのはやめた方がいいと思いますよ」
「取り敢えず、これで契約完了だね。あ、言い忘れてたけど抜くことが契約の条件だよ」
「じゃあこれからよろしく頼む、凪沙」
「うん、よろしくね!!」
「勇者様、無事に神剣を手に入れられたのですね!!」
「はい。あ、この後何かあったりします?」
「えぇ、予定ではこの後先にこの国に来て訓練をしている勇者様方と対面して頂く予定があります」
他の勇者との対面か......
「勇者様?どうなさいましたか?」
「あ、いえ。少し考え事を。それで対面の場所は何処ですか?」
「こちらになります」
そういうと、姫様はでかい扉の前まで案内してくれた。
「こちらの部屋になっています?お話によれば同郷の方との事でしたので肩の力を抜いて、会話すればいいと思いますよ。それでは」
アドバスをくれたあと、姫様はすぐにどこかに行ってしまった。
覚悟を決めて入った先にはでかいテーブルがあり、先に椅子に座っている人が3人いた。
代役ちゃん「名前……こんな感じに正式に決定しました。だそうです……センスないですね」
後書きちゃん「作者はそんなだよ。諦めな……」
代役ちゃん「今回でてきた勇者だけど爆弾の勇者は正式には爆弾じゃなくての投擲物の勇者です。との事だそうです」
後書きちゃん「じゃあ後2人はなんなんですかね?」
代役ちゃん「え〜っと一人は二ロ、もう一人は六人目の勇者だそうです」
後書きちゃん「へ〜」




