神剣
「ありがとう。けど、これでも元は魔剣なんだよ?」
…………え。いやいやいや、意思があるといっても喋るわけないな……疲れてるのか……
「うん?どうかしたの?」
「いえ、幻聴が聞こえるのでなんでだろうと思いまして……」
「……もしかしてジョブの説明読んでないの?一応もう一回確認してみて」
言われたとおりジョブの説明を読んでみることにした。
《神剣使い》……神の剣を使う。神の剣には意思があり 、その意思と話す事ができる。更に力を完全に引き出すことができ姿を自分に合わせて調整できる。
………意思と話すことができるってそうゆう事ね。
「なるほどです。つまりあなたはこの剣の意思なんですね?」
「そうだよ。あと剣に性別はないけど、意思に性別はあるからね?本当だよ?」
うん、なるほどね。そう思いたいわけね。
「なんか失礼なこと考えてるよね!?本当だからね!?実際、神剣になった時に意思が宿るわけで、その意識自体にあるからね!?ちゃんと交……」
「はい、ちょと黙ろうね〜それ以上は言ってはけないよ〜」
何とんでもないこと言おうとしてるんですかこの剣は!?最初は清楚系かと思ったけどあれですね、この意志?ポンコツ系ですね……
「ポンコツじゃないからね?」
鋭いですね……
「まぁ話を戻しますけど……貴方がこれから僕のパートナー?になる剣ですよね?」
「そうだよ、僕が君の剣だよ。あと一応この意思は女子だからね?できるだけ丁寧に扱ってね?」
ボクっ娘ですか……なぜに?
「簡単にいうと僕は日本っていう国から転生して来たんだよ……死因は…………性的事件とだけ言わせて貰うよ」
死因は地雷ですね。絶対覚えておきましょう。絶対に。
「あなたは転生なんですね。僕は転移でした。授業中に寝てていきなり当てられてビックリして黒板の方を向くといきなり下に魔法陣が現れて……あれ?他の人そういえば何処に行ったんだろ?知りません?」
「いやいやいや……僕転生してから一歩も動けてないからね!?知るわけないじゃん……」
まぁ別にこの際クラスメイトなんてどうでもいいんですけど……
「今更ですけど名前なんですか?」
「どっちの?」
どっちのってどゆこと?……あ〜日本の話してたからですね。
「出来れば両方で」
「わかったよ。じゃあまず日本の方から僕の日本での名前は奏多奏多音見でこの剣の方の名前なんだけどね〜新しくさ、君がつけてよ」
「なんでですか?」
いきなりの事で頭が混乱している……名前ないんかて
「実はさ〜名前まだないんだよ〜だからね、お願い!どうせ死ぬまで一緒なんだしさ。契約したら他の武器装備できなるなるしさ〜」
初耳なんですけど……けども自由に形変えられるんだっけ
「分かりましたよ……名前ですか〜神の剣なんですしゴットソードなんでどうですか?」
「安直すぎるから却下で……出来れば可愛いとまではいかなくてもいいからかっこいい名前がいいな」
そんな事言われましてもね〜
「…………凪沙ってのはどうかな?」
「凪沙……うん!いいよ!」
お気に召したようで何よりですよ……
「じゃあ今更ですけど台座から抜くきますね」
「うん。わかったよ〜」
僕は剣の持ち手を強く握って引き抜こうとしたが、思った以上に力が要らず尻もちをついた。
「思った以上に力あるんだね〜僕はもっとないと思ってたよ。だから抜きやすいようにしたのに……意味無かったね」
「………人を見た目で判断するのはやめた方がいいと思いますよ」
「取り敢えずこれで契約完了だね〜言い忘れてたけど抜くことが契約の条件だよ。後この剣、前は魔剣って言ったけど属性は水と氷だよ〜」
抜くことが条件なら早く言って欲しかったですね……もっと早く抜いたのに。後水と氷だったんですね。爆炎とか言う名前にしなくて良かった〜
「じゃあこれからよろしくですね。凪沙」
「うん。じゃあ僕の事、よろしくね!」
「おぉ勇者様、神剣を無事に手に入れたのですね!長い事出て来られなかったので心配しておりましたんだぞ!?」
若いせいか色々言葉混じってますよ!?
「そんなに無理して貫禄のあるような言葉使いしなくていいんですよ?」
「そうですかな?……じゃあこれで問題ないな?」
「はい。問題ないです」
まぁテンプレだと大体老いた老人が王様やってるからね。
「そういえば……なぜあの様な言葉使いしていたんですか?」
「いやぁ〜だってよ、どこの国の王も老人ばっかなんだよ……他の国に似せた方がいいかと思ってな」
まぁ確かにその方が親しみ安いのかな?他国まだってないから分かんないですね……
「まぁそんな事置いといて……玉の勇者と鏡の勇者、後銃の勇者と爆弾の勇者はもう食事してるから急ぎ……急ぐぞ」
まだ慣れないみたいだけど頑張ってくれてるらしい。それだけでも嬉しいですね。
「草薙〜念話覚えたよ〜」
うわっ!!ビックリした〜というかどのタイミングでレベル上がったんですか……
「転生者特典っていうのがステータス見てたら見つかってね、後人化も覚えたよ〜だから僕もこの世界の食事食べる!けど取り敢えず報告と許可貰いに話しかけた感じ」
なるほどね。けどもですよ、もう少しなんかこう〜なかったんですかね!?
「無かったんだよ」
後しれっと心読まないでください!
「仕方ないよ。念話するにあたって心の声まで聞こえるんだから」
…………もう変な事考えないようにしよ
「?どうした?何かあったか?」
なんか変に感じたらしい。気にかけて聞いてくれた
「あぁいえ、特に何もないです。ただ、ちょっと神剣について考えてただけです」
「あぁ、まぁならいいけども……っとここの部屋だ。」
結構でかい扉の前で王様がいった。結構でかいですね〜ほんと
「じゃあ、入ってくれ」
入った先にはでかいテーブルに椅子に座っている人が
6人いた。
代役ちゃん「名前……こんな感じに正式に決定しました。だそうです……センスないですね」
後書きちゃん「作者はそんなだよ。諦めな……」
代役ちゃん「今回でてきた勇者だけど爆弾の勇者は正式には爆弾じゃなくての投擲物の勇者です。との事だそうです」
後書きちゃん「じゃあ後2人はなんなんですかね?」
代役ちゃん「え〜っと一人は二ロ、もう一人は六人目の勇者だそうです」
後書きちゃん「へ〜」