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戦闘前編

「はぁはぁはぁ……」

50体近くのライトスライムの相手に疲れて流石に息切れを起こしていた。

「……!ご主人様!まだ、何か近ずいて来ます!しかも結構強い部類です!」

流石にスルーして帰らない?強い部類なら多分勝てんし……おっ……なんか見えてきた。

なんかデカ過ぎない??見た目ライトスライムに近い感じだけどにしてはデカすぎる……変異種だとしても変異種は色が変わるだけだ……もしかして魔王ってあれ?

「ホーリー、鑑定結果教えてくれ」

「えっとライトスライムの変異種が集まったことによって生まれたビックライトスライム 変異種です……」

「変異種ってな〜に〜?」

ラス……お前はのんきなんだな。

「変異種っていうのはな、通常の個体が突然変異した個体のことだ」

鑑定のレベルが一番高いホーリーに聞いた。魔力探知は、魔力をどのくらい持っているかが分かるが、普通の人を1とするとビックライトスライム 変異種はだいたい20くらい。今の俺達では到底勝てない。ただ、もし相手がライトスライムのスライムの方の変異種ならば核を一撃で壊すだけだから、まぁなんとかなるかもしれない。ライトの方なら、周りに電気放つ、電気を纏うはで正直相手にしたくない。まぁどちらにしてもうちの従魔がやる気だから付き合うけど。

「ご主人様、残念ですがライトスライムのライトの方の変異種です。……まぁ頑張りましょう」

「いや逃げよ?相当やばいじゃん……実は魔王ってあれじゃないの?」

なんか口調がおかしくなったが取り敢えずやばい

「いえ、魔王じゃないですね、あれ。というか魔王ならもっとやばいと思いますよ?」

「あっ……そう。じゃあまぁ頑張るか。取り敢えず……『ブースト』!」

取り敢えずテイマーだからホーリーとラスにブーストLv 2を掛けた。いや〜本当上げといて良かった。ステータスがなんと2倍になるのだ!まぁ勝てるかもなんて希望すらだけ無いが……

「ご主人様ご主人様、ラスで電気を吸い取る事ってできないんですか?」

「う〜ん……ラスできる?」

本人に聞いてみるのが一番!という事でラスに聞いた。

「うん!ある程度ならできるよ〜」

ラスはやっぱりマイペースだな。と自分の中で自己完結しながらできるのかと思った。

スライムって確か何処までも伸びるんだよな……ならこの際ラスを纏って戦えないかな?

「なぁラス、お前を纏って戦えないかな?」

「多分スキルを取ればできるよ〜」

そうゆう事らしいから一旦ブーストを解いて距離を置いた。

「さぁスキルを探すぞ」

早速ラスのステータスからスキル取得画面にいってスキルを探した。

獲得可能スキル一覧

(小大化) (悪食) (魔装) (暴食)

「今覚えられるスキルはこんな感じか……魔装の応用で多分できるってことか。まぁそれに賭けるか。

『主としてラスに命じる。我が命令に従いスキルを獲得せよ。』……よしこれでスキルが取れたな。」

「ご主人様ご主人様、その命令のスキル、私に使わないでくださいね?」

いやいや何言ってんだこいつ?テイムしている主俺だし使わないわけないじゃん?

「そんなことは置いといてラス、魔装を使って俺に纏えるかやってみてくれ」

「うん。分かった〜『魔装』〜」

「おおおお!」

やっぱりできた。ただ、ラスの魔力が消費されるのが痛いが……これで安全にあいつの相手ができるな。

「よし!行くぞ!ホーリー」

「了解です。ご主人様!」


「ーーーーーーーー!」

後ろから刺そうと思ったが直前に気付かれて避けられた。

「今だ!ホーリー」

「『小大化』『蛇睨み』『シャープファング』」

小大化によって大きくなったホーリーが蛇睨みで相手の動きを鈍らせて、シャープファングで核を狙った。

「ーーー!」

「……!ホーリー!急いで噛むのをやめろ!」

俺は叫んだが亜種が電気を放つより遅かった。

「ーーーー!?」

硬い鱗を持つ相手には内側からといわんばかり変異種は電気を放った。

「ホーリー!一回こっちに来い!」

俺は叫んだが感電しているのかホーリーは動かなかった。テイムは切れていないから死んではいない。

「クソ!いくぞラス!」

怒りに任せた俺の攻撃は勿論通らなかった。

「ーー!」

「いくら放ったところで俺には効かんぞ!」

といっても武器は短刀。素材は鉄。正直変異種の集まりだから少しづつ削るしかない状況。テイマーは基本的に本人は戦わないのが常。耐える続ける事が出来るわけでもない。状況は絶望ホーリーは回復しているがすぐには戦線復帰できない。

「こうゆう時ニロか草薙でもいればな〜」

なんて淡い希望を口にしながら亜種と戦っている。

もう辺りは暗い。逃げて帰っても討伐証明部位は持っている。依頼失敗にはならない。ただ、此奴にはホーリーを傷つけた罪がある。引き下がれない。冒険者をしていくなら従魔が傷つく位に沢山あるだろ。しかしそれでも許せないのだ。

「ホーリーもういけるか!」

「はい!もう大丈夫ですご主人様!」

「ホーリー!今spはどれぐらいある!」

ワンチャンのダメ押しでホーリーに聞いてみる。

「えっと15です!」

やっぱりスライムを大量に倒した甲斐が有ったのか大量にあるな。

「よし!そのspを全て使って何かスキルを取ってくれ!」

もうこうなったらダメ押ししかないのだ。

「了解しました!」

……ヤバいなそろそろ短剣が危ない。やっぱり、それなりに良い物を買うべきだった。嗚呼、ここにきて後悔か。

「『小大化』『蛇睨み』同じ過ちは繰り返さないです!『威嚇!』」

威嚇……見た感じ蛇睨みとの違いが分からないがひるんでいるのが分かる。

ワンチャンここから勝てるか……?






作者「これ以上長くなると投稿めちゃくちゃ遅れるので前編後編にわけました。蛇睨みと威嚇の違いは簡単に言うと蛇睨みは相手を動きにくくさせる、威嚇は相手を怯ませる、ということです。」

後書きちゃん「あれ?ハク達って勝てるの?」

作者「正直にな話悩んでるんですよね〜まぁ次回分からります。」

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