新たな仲間
「さてと……ホーリー、ライトスライムってあれであってるよな?」
ニロと別れた後、俺は依頼をこなすためライトスライムが大量発生している場所に向かったのだが……
「ご主人様ご主人様ちゃんと合ってますよ、現実を見てください」
いや、いすぎだろ!?多くて30だと思っていた俺だか、見ただけでも100はいるぞこれ!?
前衛はホーリーのみ。俺は一応武器を持っているが、さっき買った短刀のみ。
……いやこれでどう勝てと言うんだよ。いくら弱いと言っても数が数だぞ。……いや待てよ、ホーリーに一匹ずつこっちに追い込んで貰えばいけるのでは?よしこれでいこう。
「ホーリー、一匹ずつこっちに追い込んでくれるか?
「わかりました!」
結果は……まぁ割といけた。これで多分50は狩ったと思う。
「よしもういいぞホーリー。……いやあと1匹だけ頼む」
「?わかりました」
ここで俺は思いついた。どうせなら此奴もテイムしようと。
「きますよご主人!」
「分かった!……ここだ!『テイム』!」
俺はテイムを使ったのだが……
「っくそ、失敗か仕方ない。もう一度『テイム』!」
飛びかかってきたライトスライムを避けながら俺はもう一度テイムを使った。
「……よし成功だ!」
「全く、ひやひやしましたよ。ご主人。」
「お前……とうとう様付けやめたな。……まぁそっちの方が親しみ安いしいいか。」
「どうも!ご主人様!」
大きな声でライトスライムは言った。
「えっと、まず名前付けるか……そもそも性別分かんないしな。お前性別どっち?」
「ご主人様ご主人様、スライムは細胞分裂で増えるので性別なんてないですよ」
「ホーリーお前、さっき付けなかったの無かったことにしようとしてないか……?まぁ今はいいか。」
けど本当に名前どうしよう?性別ないし、見た目は……丸くて腕で抱えられる位には大きい。色はライトスライムっていうくらいだし黄色だ。……えっまじでどうしよう。ホーリーの時は割と簡単に決まった。
あれだ、これといった特徴が無いからだ。仕方ない。
「え〜と…………………………よし、お前の名前はラスだ」
名前をつけた瞬間目の前にステータス画面が浮かび上がった。
名前 ラス Lv4
種族 ライトスライム
スキル 吸収Lv1
sp 21
「いやsp余りすぎだろ!?」
俺は思わず叫んでしまった。けど、仕方ないだろ!いくら何でも余りすぎだ。そんな事を思っていると叫んだせいか周りにいたライトスライムが此方に向かって来た。
「ご主人様ご主人様!何叫んでるんですか!こっちきちゃってますって!?」
「まぁ来たものは仕方ない。……頑張るぞ……」
「ご主人様のバカ〜!!」
ホーリーはそう叫んだ。なんか蛇が叫ぶのってどんな風に聞こえるか気になったが、俺は常時スキルが発動しているので分からない。
「取り敢えずホーリー!ラス!後処理頑張るぞ!」
「誰のせいだと思ってるんですか〜!!」
「うん!ラス頑張る〜」
ホーリーは怒りを叫び、ラスは楽しそうに叫んだ 。
さぁ俺も頑張ろ
作者「いや〜ラスの名前のせいで遅れました。名前考えるの本当に難しいです。」
後書きちゃん「そいや〜代理の件は?」
作者「名前決まり次第。後キャラの細かい設定は後々作ります。」