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食いしんぼうエルフ姫と巡る、日本一周ほのぼの旅!  作者: タジリユウ@6作品書籍化


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第93話 北海道⑥ 帯広、襟裳岬


 昨日は根室に宿泊をした。晩ご飯はこちらの名物の花咲ガニとサンマだ。


 特に花咲ガニは根室沖でしか獲れないカニで、旬の時期のものは本当にうまい。サンマはこの辺りでは冷凍ものではなく生で食べることができるから本当にお勧めだぞ。


 そして根室にあるとあるライダーハウスでは安値で一泊した上にこの花咲ガニが食べられる場所がある。ライダーハウスとは主に旅人が利用する宿で、ここ北海道には様々なライダーハウスが存在する。


 一泊するとメロンが食べられたり、電車の車両に泊まれたり、温泉が併設していたりと本当にその宿で特徴があるから面白い。宿泊費も旅人に優しく、たったの500円で泊まれる場所もあったり、無料で泊まれる宿まであったりする。


 宿泊費が安い分、基本的には素泊まりでドミトリーと呼ばれる大人数で雑魚寝の部屋に泊まるだけなので、ミルネさんを泊めるわけにはいかないが、1人で旅をしたりする分には本当におすすめだぞ。


 それとバイクや自転車で旅している人たちしか泊まれない場所もあったりするので、もし泊まる場合には事前に調べておいた方がいい。


「おお~馬がいっぱいおるのじゃ!」


 そして今日は北海道の東から真ん中あたりにある帯広へとやってきた。


「まったく、ミルネ様を競馬場に連れてくるなんて……」


「まあ、ばんえい競馬は賭け事をしなくても十分に楽しめる場所だからね。屋台で売っている料理なんかも北海道のおいしい食材を使っていて本当においしいよ」


「……なるほど、確かにここへ来るまでにとても良い香りがしていましたね。それに家族連れの人もかなりおりますね」


「最近ばんえい競馬場は観光地になっているんだよ。漫画の舞台にもなっていたし、特に子供には人気のある場所だからね」


 競馬場というと聞こえは悪いかもしれないが、最近の競馬場やボートレース場には子供も楽しめるような場所が多いし、そこでしか食べることができない名物料理なんかもあったりする。


「ほう……こちらの世界の馬はどれも大きいのじゃな……」


「ここが少し特別なだけで、普通の馬はもっと小さいよ。北海道では開拓をするための馬が盛んだったから、身体が大きくて力強い種類の馬が多いんだ」


 このばんえい競馬場は普通の競馬とは異なり、馬に直接乗るのではなく、おもりを乗せたソリを引いてゴールを目指す競技だ。そのため、速く走るスマートな馬よりも大きくて力強い屈強な馬で競争をする。


 実際に目の前でその馬を見てみると本当に驚くと思うぞ。


「おお、これはすごい迫力じゃな!」


「ええ、確かにこれはすごいですね」


 レースが始まって、実際に大型で屈強な馬が勢いよく走っている姿は本当に見ていて面白い。


 ……もちろん馬券は買っていないからな。さすがに異国のお姫様に賭け事を覚えさせたらまずい。




「おお、これはおいしそうなのじゃ!」


「ええ、とても香ばしい香りですね」


「これは豚丼だね。その名の通り焼いたタレの付いた豚丼なんだけれど、炭火で焼いてウナギのかば焼き風のタレを掛けてあるのが特徴だよ」


 昭和時代初期に食堂で提供されたという帯広の豚丼はどんどんと広がっていき、帯広の名物となった。スタミナ料理を考えてうなぎを提供したかったのだが、ウナギは高価であったため、比較的この地方で安価に手に入る豚が使われたらしい。


「うむ、炭火の香りが香ばしくて、甘辛いタレがこの肉とご飯と合ってとてもおいしいのじゃ」


「ええ、とてもシンプルですが、本当においしいですね」


 炭火で焼いた豚肉に甘辛いタレと白いご飯が絶妙に合って、シンプルだけどとてもうまい。そもそもウナギのかば焼きのタレってこれだけでもご飯が進むもんな。


 さらに面白いのがこれだけシンプルな豚丼なのに、お店によって味が全然違うのだ。帯広に来たら何店か食べ歩きしたいのだが、豚丼もそこまで軽い食べ物ではないから難しいところだ。




「おお~この菓子はどれも美しいのじゃな」


「この店のお菓子は北海道で有名なお菓子を売っているお店の本店なんだ。ここでしか食べられないお菓子もあるんだよ」


 帯広には北海道定番のお土産であるバターサンドを売っている六花亭の本店がある。そしてお土産だけでなく、ここでしか食べることができないお菓子がある。


 店の中で食べるスペースもあり、コーヒーと甘いお菓子の最強のコンビを楽しむことができるのでおすすめだぞ。


 ここ帯広はスイーツの街としても有名で、スイーツ巡りチケットというものが駅でも売っていて、いろんなお店のスイーツを安く食べられる。お菓子好きには良い街だな。


 そして他にも大きなスイートポテトが有名な店もおすすめだな。




「これは美しい海じゃな!」


「ええ、一面が青い海に囲まれていて、とても美しいですね」


「ここは北海道の最南端の襟裳岬だよ」


 帯広に続けてやってきたのは北海道最南端にある襟裳岬だ。


 この岬は先っぽが尖っているから、先端に立つと視界すべてが海となってとても綺麗な景色となる。


 襟裳岬は風が強い場所でも有名だから、歩く時は気を付けないといけないぞ。


 さあ、長かった北海道も今日で終わりだ。明日からはまた本州に戻って関東へ向けて南下していくとしよう。


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