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食いしんぼうエルフ姫と巡る、日本一周ほのぼの旅!  作者: タジリユウ@6作品書籍化


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第91話 北海道④ 旭山動物園、旭川ラーメン


「おお~可愛らしい動物がいっぱいおるのじゃ!」


「ここが旭山動物園ですか。私が子供の頃に話題となっていた動物園ですね」


「……そうだね。動物たち本来の行動や能力を見せる『行動展示』という展示方法を取っていることで有名になった動物園だね」


 旭山動物園は北海道の真ん中らへんの旭川にある動物園だ。


 動物たちの食事の様子を見ることができたり、高い場所に設置されたアスレチックを登るテナガ猿を見ることができる。


 ……確か旭山動物園が一躍有名になったのは10年以上前だった気がするから、喜屋武さんの世代が窺えてしまうな。うん、その辺りは突っ込まないようにしておこう。


「前に見たサファリパークというものとはだいぶ違うのじゃな」


「あれは車に乗って広い敷地を走ってみて回るから、広い敷地がないと難しいんだよね。日本にはサファリパークがほとんどなくて、ここみたいな動物園の方が多いんだ。とはいえ、この旭山動物園は広くてちょっと特別な動物園だよ」


 そういえばこの旅で水族館は見てきたが、動物園はサファリパークしか行ってなかったか。日本ではサファリパークはそもそも少ないんだよな。それと比べると動物園は多いが、その中でも旭山動物園は動物たちの自然な姿を見られるから少し特別な動物園だ。


「ふむ、妾が今まで見たことがない動物もいっぱいいるのじゃ!」


「北海道は日本の北にあってとても寒い地方だから、サファリパークで見た動物とは違う動物もたくさんいるよ」


 当然動物園にいる動物はその地方によって異なる。旭川市は北海道の中心より少し北辺りに位置しており、南にある函館よりも降雪量なんかが全然異なって寒いので、寒さに弱い動物は少ないのである。


「それじゃあ旭山動物園で有名なイベントを見に行こう」




「ぬわあ~なんじゃあの可愛らしい動物は!?」


「あれはペンギンだね。この動物園ではもぐもぐタイムといって、動物ごとにご飯をあげる光景を見ることができるんだよ」


 ペンギン、ホッキョクグマ、アザラシなど旭山動物園でも人気があるアイドルの動物たちが飼育員さんたちから魚などのご飯をもらうところを見ることができるのだ。


 可愛らしい動物たちがご飯をねだる姿は心を掴まれること間違いなしだ。


「……本当に可愛らしいですね。お金を払えば直に魚をあげられたりしないのですか?」


「昨日調べてみたらこの動物園では無理だけれど、他の動物園だとできる場所があったね。ペンギンとかの他にもイルカやウミガメとかにエサやりできる動物園もあるみたいだよ。日本各地のいろんな動物園を回ってみるのも楽しいかもね」


 ここでは無理だが、別の動物園では自分自身で動物たちにエサをあげることができる場所もある。日本にはいろんな動物園や水族館があるし、いろいろと回ってみるのも楽しそうだ。


「……国の権力があればここでもさせてもらえそうですね。少しだけでいいのであの可愛らしいペンギンに触らせてもらえないか確認してみましょう!」


「いや、さすがに職権乱用でしょ! それにミルネさんはお忍びで勉強に来ているんだから、あんまり目立ったり、人に迷惑を掛ける行動は駄目だよ」


 どんだけペンギンに触りたいんだよ!


 喜屋武さんは意外と動物好きなのかもしれない。


「代わりに雪が積もっている冬の時期だけ行われているイベントがあるから、そっちを楽しむとしよう」




「おお~よちよちと歩いている姿がとても可愛らしいのじゃ!」


「本当に可愛らしいですね! 先ほど見たお土産売り場でペンギンの可愛らしいぬいぐるみが売っていたので、帰りに買っていきましょう!」


 俺たちの目の前には可愛らしいペンギンの団体さんが行進している。


 旭山動物園では雪が積もっている冬の間、ペンギンが園内を散歩するお散歩タイムがあり、雪の上をよちよちと歩ている姿を見学することができる。ミルネさんと喜屋武さんが興奮している気持ちは分からなくない。


 俺も旅中でなかったら、お土産にぬいぐるみを買っていた気がする。


 これだけ2人が楽しんでくれたなら良かったな。




「ふむ、昨日食べた味噌ラーメンとはだいぶ味が異なるのじゃ」


「旭川は醤油ラーメンが有名だからね」


 昨日の札幌味噌ラーメンに続けて今日もラーメンだが、今日は旭川醤油ラーメンである。


 ちぢれ麺に豚骨と海産物の2種類のスープに醤油ダレを加えるのが特徴だ。北海道ではスープの良く絡むちぢれ麺が多い。


 スープの表面には脂の膜が浮かんでいる。というのも北海道などの寒冷地方ではスープがすぐに冷めてしまうので、熱を逃さないようラーメンのスープの表面に脂の膜を作って熱を逃さないようにしているらしい。


 やはり、地域ごとにラーメンの味も全然違うので、日本各地をめぐりつつ、その土地のラーメンを食べるのも旅の醍醐味である。


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キャンプ場
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