表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
食いしんぼうエルフ姫と巡る、日本一周ほのぼの旅!  作者: タジリユウ@6作品書籍化


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

89/112

第89話 北海道② 五稜郭、ラッピ、神威岬


「ここから見える景色は良いのう」


「タワーなんかから見る景色よりも低いけれど、この星型の景色が見られるのはいいよね」


 朝市を楽しんだ後は函館五稜郭タワーへとやってきている。


 五稜郭は日本で初めて築かれた西洋式の城郭だ。その特徴的な星形の水の堀は現在五稜郭跡として公園になっていて、誰もが訪れることができるようになっている。


 そしてその星形の堀をこの五稜郭タワーから見ることができるわけだ。さすがにこの高さからだと綺麗な星形までは見えないけれど、斜めの星には見えている。高さは107メートルほどで、五稜郭だけでなく、函館市街や函館山も一望できるスポットだ。


 タワーの形も少し特徴的で、上の方が大きく広がるようになっている。今は雪が少し残っているだけだけれど、真っ白な冬景色や紅葉の季節なんかには違った景色が見られるようだ。


 他にも函館山や金森赤レンガ倉庫など、函館には様々な見どころがある。最近は北海道新幹線ができたことにより、飛行機ではなく新幹線で函館まで行くことができるようになったのも助かるよね。




「これは何とも大きなハンバーガーじゃのう……」


「さすがにこれはひとりでひとつは食べられないからみんなで食べようね」


 五稜郭タワーへ登り、五稜郭跡を回って少し運動をした後、函館を中心に展開するハンバーガーチェーン店であるラッキーピエロへとやってきた。


 ラッピ、ラキピの愛称で観光客だけでなく、地元民にも愛されているご当地ハンバーガー店だ。そしてこの店の名物である巨大なハンバーガーはかなりの高さを誇るハンバーガーなので、どんなに口を大きく開いても一口では食べることができない。


 店によってはさらに大きなメニューがあるのも特徴だ。もちろん普通のサイズである一番人気のハンバーガーも本当においしいのでお勧めだ。面白いことに、この店はハンバーガーだけじゃなくて、カレーやオムライスや焼きそばなんてメニューも置いてあるんだよね。


「うむ、これは見た目もすごいが、味もおいしいのじゃ」


「そうですね、味もしっかりとおいしいです」


 その大きさに驚くかもしれないけれど、味もしっかりとおいしい。北海道の函館周辺にしかないチェーン店なので、函館を訪れた時はおすすめするぞ。


 他にも函館にはハセガワストアというご当地のコンビニがあり、ここで作られているやきとり弁当は値段も安くてとてもうまい。函館や道南の地域ではやきとりと言えば豚のことを指しているのも特徴的だ。本州で言うやきとりが欲しい時にはやきとりを鶏肉でと注文しなければならないらしい。


 その辺りも地域で差があって面白い。何も知らずにやきとりを頼んだら、豚を焼いたものが出てくるんだからね。




「綺麗な青色をしておるのう!」


「他の場所よりも濃い青色な気がしますね」


「沖縄の海も綺麗だったけれど、北海道の海もなかなか綺麗だよね」


 函館をあとにしてやってきたのはその北にある積丹しゃこたんだ。何をどう読んだらしゃこたんと読むんだと思う人も多いとは思うが、北海道はアイヌの時代があったため、面白い読み方をする地名が多い。


 足寄あしょろ重蘭窮ちぷらんけうし興部おこっぺ留萌るもい長万部おしゃまんべ占冠しむかっぷなどなど。地元の北海道民でも分からない地名が山ほどある。


「神威岬は元々女人禁制だったらしいね。この周辺で女性を乗せた船が近付くと転覆したといういわれがあるらしいよ」


 積丹半島にある神威岬は日本海に突き出した岬だ。少し高い場所に位置する遊歩道を歩いて岬へと進むため、周囲300度が美しい色の積丹ブルーの海を見渡すことができる。


 その美しい海にポツンとそびえ立つ神威岬と周囲の海がとても綺麗な光景を作り出している。




「これはなんとも豪勢ですね!」


「う~む、色はそこまで綺麗ではないのじゃ……」


「確かにウニの色は茶色でちょっと微妙かもね。こっちの世界だとウニは高級食材なんだよ」


 続けてやってきたのは積丹にある食堂だ。この辺りでは赤ばふんウニという超高級なウニを生で食べることができる。普通のウニはすぐに状態が悪くなってしまうため、ミョウバンなどの添加物が加えられているが、ここ積丹では獲れたばかりの生のウニを食べられるんだよね。


「っ!? 濃厚で口の中でとろけていくこの味……これは素晴らしいですね!」


「うむ、味はとってもおいしいのじゃ!」


「うん、やっぱり生ウニは最高だね!」


 その生ウニをたっぷりとしようしたウニ丼はこの旅で食べた味の中でも最高級の味だ。もちろんその分お値段もかなりお高いが、それに見合う味である。


 積丹のウニは粘りの強い昆布を食べて育っているため、濃厚な甘さと深いコクが特徴的なのだ。北海道は昆布も有名だし、その昆布を食べて育ったウニがおいしくなるのも当然である。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

◆他作品『異種族キャンプで全力スローライフを執行する……予定!』第1巻発売中!!◆
(クリックでAmazonへ ※作者の別作品)


キャンプ場
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ