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食いしんぼうエルフ姫と巡る、日本一周ほのぼの旅!  作者: タジリユウ@6作品書籍化


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第105話 群馬県② 草津温泉


「おおっ、これは絶景じゃな! これが全部温泉という自然に湧き出るお湯なのじゃろう?」


「そうだね。群馬県の草津温泉は日本三大名泉にも入っているんだ。夜にはここもライトアップされるみたいだね」


 日本三大名泉とは兵庫県の有馬温泉、岐阜県の下呂温泉、そしてここ群馬県の草津温泉である。


「湯気が物凄いですね。これ全部が温泉なのですか?」


「草津温泉は日本最大の湯量を誇っているんだよ。源泉は50度~90度でかなりの高温だから、こうやって一度外気に触れさせて、少し冷ましてから各温泉や宿に運ばれているんだよ」


 俺たちは今草津の湯畑にいる。湯が滝のように出てくる湯滝や、ずらりと並んだ湯の花が取れる湯桶など、ここに来ると草津に来たという感じのする場所である。


 湯畑の周りにある風情のある建物がこれまたいいんだよね。観光客も浴衣を着て歩く人も多いし、ザ・温泉街といった雰囲気だ。




「あれは何をしているのじゃ?」


「あれは湯もみといって、2メートル近くの板で高温の温泉をもんで入りやすくする方法だよ」


 草津温泉へ入る前に湯畑の近くにある温泉で湯もみのショーを見ている。


 草津温泉の源泉は熱く、そのまま入浴することができない。しかし温度を下げるために水を入れたのでは、温泉の効能が薄れてしまう。そこで板で温泉を混ぜるようにもんで温度を下げることを湯もみがおこなわれてきた。


 温度を下げるだけでなく、湯を柔らかくする効果や入浴前の準備運動にもなるようだ。湯もみを行っている時は草津節ドッコイショ、草津湯もみヨホホイ草津小唄ヨイトサノサの3種類の唄が歌われるのも特徴的だな。


 さて、いよいよ草津温泉を楽しむとしよう。




「はあ~やっぱり温泉はよかったな」


 気温もまだ少し寒いくらいだから、温泉の温かさが身体に染みわたった。


 草津には様々な特徴的な温泉がある。草津には高価な温泉宿から、無料の足湯や公衆浴場もあって幅広く楽しめるようになっている。よく考えると観光地で無料の温泉に入れるってとんでもないよな……


 とはいえ、ミルネさんもいることだし、今回は有料の温泉を回っている。ここは江戸から明治時代にかけての昔ながらの外観が特徴の温泉だ。やはり日本各地を旅するなら温泉は外せないよな。


「いいお湯でした」


「とても気持ちが良かったのじゃ!」


 残念ながら混浴ではないが、風呂上がりの二人は浴衣を着ていた。


 喜屋武さんは長く黒い髪を後ろで結わいて、ミルネさんはお団子の髪型になっている。浴衣姿や普段とは異なる髪型を見るのもよいものである。


「それじゃあこの辺りを歩こうか」


「うむ、楽しみなのじゃ!」


「ええ、のんびりと行きましょう」


 せっかく草津に来たということもあって、今日はもうひとつ温泉を巡る。


 この湯畑から少し離れていて歩くのだが、道中には様々な店もあるので、のんびりと歩いて向かうことにしたわけだ。


「うむ、甘くておいしいのじゃ!」


「揚げた温泉まんじゅうとは面白いですね」


「蒸した温泉まんじゅうを揚げるんだから手間が掛かっているよね」


 こちらは温泉街では定番である温泉まんじゅうを揚げたあげまんじゅうだ。揚げているため外はサクッとして中はもっちり、甘すぎないあんこが揚げたまんじゅうとマッチしている。


 ……まあその分カロリーは結構いっちゃっていると思うのだが、観光地でそういうことは言いっこなしである。


 もちろんと言うべきか、あげまんじゅうだけでなく普通の温泉まんじゅうも合わせて食べ比べている。従来の温泉まんじゅうもうまいのである。


「やっぱり温泉といえば温泉たまごも忘れちゃいけないね」


「中がトロッとしていておいしいのじゃ!」


「ええ、ほんのりと温かくて良いですね。カップに入って出てくるので、食べやすいです」


 草津温泉の源泉は温度が高いので、源泉に卵を入れれば簡単に温泉たまごが出来上がる。もちろんその分時間はしっかりと計らなくてはならない。


 このお店は小さなカップに温泉たまごを入れてスプーンと一緒に出してくれるので、食べ歩きもできていいんだよな。それにこれくらいの量だといくらでも食べられてしまう。


 他にも地元の榛名牛乳を使ったプリンやぬれおかきなんかも食べ歩きで有名である。やはり温泉街を食べ歩くのは楽しいものである。




「はあ~気持ちがいいな~」


 ここは湯畑から少し離れた場所に位置する露天風呂だ。草津温泉の中では一番大きな露天風呂となっており、何十人もの人がお湯に浸かれるほどの広さとなっている。


 当然こんなに広い露天風呂でも草津温泉のかけ流しなのはとても嬉しいところだ。室内の温泉も良いものだが、露天は露店でいいものである。草津温泉は地元から近いこともあって、年末に何度か行ったこともあるが、雪景色の中の露天風呂も最高だった。


 ただし、草津は標高が高いこともあって、吹雪く時はものすごい雪に見舞われるから注意が必要である。


 喜屋武さんとミルネさんの入っている女湯とは別だけれど、2人もこの美しい自然を楽しみながら温泉を楽しんでいることだろう。


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キャンプ場
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