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茜色に暮れる空

作者: 黒宮杳騏

目蓋(せかい)が赤く染まれども

其の裏には貴方が視えるから

どんなにふらつき覚束なくとも

私は幾度だって立ち上がる


だからどうか愛しい人

生き着く先が別たれて

互いを見失う日が来ても

その魂は散らさずに

果敢(はか)なく落ちてしまわぬ様に

()の光を目指して下さい


流れる鼓動を押さえる私の()

例え意味の無いものだとしても

希望を捨てずに向かえるのは

焼き付けた記憶の眼差しが

優しく奮い立つ事を囁くから


貴方を愛し想い募る結末が

短く燃える最期だとしても

誰よりも眩しく在りたいと願う

愚かな私を笑ってくれて構わない


限り無いものなど有りはしない

総てに安らかな夜は来る

故に私は言葉を捨てて行く

再会の約束など

守れるか分からないのだから

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