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生きている。

作者: 新居 狸過兎

働き者の宿命。


僕は生きている。

僕のこの体は母体からもらった優れもの。


こんな僕でもヒトに役立つ仕事をしている。


物を運んだり。

流れを止めないように交通整理したり。

時々は通る道の補強したり。



僕働き者だ。





けれども僕には、意思はない。

思想もなければ、ただただ働くだけの毎日。



いらなくなれば、放り出されるだけのもの。








赤い球体の救世主。


そう呼ばれればいいな。



また、新しく命は生まれ老朽化したものは捨てられる。



自然の摂理?

それでも僕は幸せだ。

どうでしたか?

あなたにも当てはまるのではないのでしょうか。

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