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敵か味方か

空には月が出ていた。

夏は夜がいい気持ちよさだと、霊夢は思っていた。

夏の夜は星が綺麗でいいものだと、魔理沙は思っていた。

二人はなつになると、昼間より夜の方がいいらしく、神社の縁側で酒を酔わない程度に飲んでいる。これが最近の二人の過ごし方だ。


だがしかし。今日はそうはいかないらしい。

今、二人の目の前には、初めて目にする者がいた。

黒い姿の彼女は黒い大蛇にまたがり、どす黒い亀裂のようなきれめからでてきた。

彼女の周囲には、黒いものが渦巻いていた。人の醜い心の影の集まりのようだ。

「何よあれ。あんな気味が悪いもの初めてみたわ。」

「ふっ!こっちだって初めてだぜ。」

「仕方がないから聞くけど、あなたは何者?私はこの楽園の素敵な巫女。博麗 霊夢よ。」

「俺は霧雨 魔理沙!普通の魔法使いだ!」

二人はこれまでの異変解決でしてきたように挨拶をした。

彼女は少し笑いながら

「私は縁の神様よ。正しくは縁切りだけどね。そうね、昔はキリコ様なんて呼ばれてたわね。うんそれでいいわ。私は縁切りの神、キリコよ。」

「そう。じゃ、あなたの目的はなに?」

「もちろん。この世界を私の物にする事よ。」

「そう。なら、さっさと退治しないとね!!」

「おいおい。この私の事を忘れてないよな!で!キリコ!お前は敵か味方かどっちなんだ?!」

魔理沙はこれまでの話を聞いていなかったようだ。霊夢は呆れている様子だ。

「ふふふっ。当然、敵よ。すぐにあなたの《生との縁》を切ってあげるわ。」


紅魔館ではレミリアが彌生を呼び出していた。

「始まったわよ。あの二人なら、そう簡単にはやられないわ。」

「誰だろうと殺させはしないさ。」

「そう。ならあとはあなたに任せるわ。それじゃ、私は私で動くわ。」


敵か味方か 完





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