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縁切りの神が望むモノ。それは破壊か、新たなる創造か。彼女の心の奥深くにある真意とは…。


ハクはキリコの突きを抜刀で撥ね退けた後、すぐにがら空きになったキリコの右脇腹を突いた。キリコは半身になり突きを避けた後、距離をとった。

「あなた、私の姿が見えていたの?」

キリコには、焦りの表情が見え隠れしていた。

「当然です。あなたがこの世界との縁を全て断ち切って瞬間的に消えた様に見えているのは分かっています。でも、なぜあなたがこの世界に留まる事が出来ているのか、そこが謎です。」

「さすがね、私が縁を斬ったらその分繋げて見えるようにするなんてね。でも、まだ種明かし、とまではいかないわね。でも、あなたが消えれば、もう私に追いつけるモノもいなくなるわね。」

フランはこの時、キリコの考えている事が分かった気がした。

「させないよ!私とハクの二人であなたを倒す!」

フランはハクと並びキリコを睨みつけた。

「あなた達はまだ気づいていない様だけど。

まあ、それが狙いだからね。さあ!二人とも、私を倒してみなさい!!」

キリコは刀を構え直した。その瞳は決意の色に変わっていた。


「ハクのやつ。俺の事、忘れてないか。」

少年の声は届いているのか…。


空ではレミリアと魔理沙が秘策とやらを実行していた。



白玉楼で…

この館の主は桜をみながら、茶を飲んでいた。

「幽々子様。本当にそんなにゆっくりしていていいんですか?」

「いいのよ。紫は見てないようだけど、あの怪物達、西洋の怪物よ。なんで日本の神様が西洋の怪物なんかを従えているのかしらね〜。謎よね〜。」

妖夢は少しかん考えた。結果。

「なんでですかね?」

幽々子は笑顔で答えた。

「だから、あなたは私の言う事をちゃーんと聞いていればいいのよ。と、言う訳でもう少し待ちましょう。あのキリコと言う奴の後ろに潜む本当の黒幕が出て来るまで…。そうすれば謎もとけるはずよ。」

幽々子は笑顔だった。

この幽霊にはどこまで見えているのか。この幽霊の予想する黒幕が現れるのは時間の問題か…。


謎 完





次回はレミリアと魔理沙のとった秘策についての話になりそうです。


読んでくださった方ありがとうございます。

それでは、次回また会える縁を信じて。



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