主要人物紹介
この話も割と長くなったので、初めての方が読みやすいように、主なキャラクターの紹介ページでも作ろうと思います。第３部に突入したら、そのうち新キャラクターもここに載せます。
ネタバレにならない程度の自己紹介なので、初めての方もキャラの名前を覚えてやってください。はっきり言って、めちゃくちゃ長い話ですが、基本的に主要人物は４人しかいません。この４人の名前さえ覚えていただければ、この話は読めます。なのであまり気後れせずに読んでくださいね。
・サクライ・ケースケ
身長…１６５センチ（第１部）→１７２センチ（第２部）→１７５センチ（第３部）
体重…５０キロ（第１部）→５５キロ（第２部）→６０キロ（第３部）
生年月日…１０月３１日
血液型…ＡＢ型
本作品の主人公。女性のような短身痩躯の風貌だが、頭脳明晰、運動神経抜群。初見のものでも、持ち前のセンスと器用さで、すぐに玄人はだしの腕を発揮することが出来る万能選手で、進学校である埼玉高校で「我が校はじまって以来の天才」と称される少年。
しかしその実態は、生まれながらに崩壊した家庭に翻弄され、不遇な日々を生きる少年。現在は両親から暴力を日常的に振るわれ、食事すら満足に与えてもらえない程に関係が悪化している。
未成年という自らの立場上、現状を打開する術を持たず、無力感に苛まれるうちに、自らの力で現在の境遇を変えることが出来るだけの力を欲するようになり、力に対して憧憬に近い感情を抱くようになる。ストイックなまでに自己研鑽を続ける徹底した努力家だが、それ以外のことにはまるで興味がない、偏った価値観を持つ。
性格は無口で無愛想、口を開けば憎まれ口ばかり。家庭環境と、自らの能力も相まって、他人を必要としたことがあまりなく、他人との交流に興味を持っていない。その人を人とも思わぬ態度が反感を買うことも多く、高校では天才と称されると同時に『我が校始まって以来の問題児』の烙印を押されている。
能力とその美貌ゆえ、校内の女子の人気をユータと二分している。特にそのある種型破りな性格のためか、おとなしめの女子によくもてるのだが、本人の恋愛偏差値はゼロ。ユータ曰く「まだ思春期が来ていない」ため。
サッカー部では副主将、背番号１０を背負う。ポジションはボランチ。プレースキッカーも担当する。類稀な俊足とスタミナの持ち主で、正確なキックを得意とする演出家タイプ。
普段は手足共に左利きだが、字を書く時、箸を持つ時だけは右利きであり、左右の器用さはほとんど遜色ない。野球のスイッチヒッターでもある。
takigwさんに書いていただいた主人公、サクライ・ケースケです。
ありがとうございます！
・ヒラヤマ・ユータ
身長…１８５センチ
体重…７８キロ
生年月日…４月１８日
血液型…Ｏ型
サッカー部の主将。背番号１１。世代別日本代表にも選ばれたことのある、大型フォワード。恵まれた体格と、大柄な体に似合わぬ俊敏さ、テクニックを兼ね備え、プロからも将来を嘱望されている。
端正な顔立ちで女性にもてるが、進学校である埼玉高校では、成績は最低ランク。恋愛に関してオープンで、１週間彼女がいなかったことがない。基本的に恋愛は長続きしないが、別れた相手と揉めたこともない、フェミニストである。
女好きの印象だが、実際はサッカー馬鹿で、あまり自分のルックスを不必要に脚色しない、女性よりサッカー優先の男。
女性とばかり仲良くしていたため、男子に好かれず、中学まではサッカーチームでずば抜けた実力を持ちながら、チームを勝たせるため、個人プレーに走り、孤立していた。そのせいか、当初はクールな性格だったが、ケースケとジュンイチに出会うと、次第に男友達と馬鹿をやる楽しみに目覚め、積極的にボケやツッコミを行うようになる。
・エンドウ・ジュンイチ
身長…１８０センチ
体重…７３キロ
生年月日…５月２１日
血液型…Ｂ型
ケースケとサッカー部でダブルボランチを組む、ケースケの一番の理解者。背番号６を背負う。自称「ケースケ研究家」
非常に人懐っこく、賑やかな性格で、誰とでも仲良くなれる特技を持つ。非常に世話焼きな性格で、他人のフォローをよく入れる、割といい奴。
快楽主義者の一面を持ち、面白いことが大好きで、よくケースケをからかっているが、逆にケースケに痛い目にあわされることが多い。ケースケ、ユータと「３バカトリオ」と呼ばれている。
サッカー部では、攻撃的なケースケとは対照的に、守備を得意とする。マンマークに優れ、中盤でボールをむしりとる番犬タイプのボランチ。
黙っていれば美少年だが、道化を演じすぎる点と、友達を優先しすぎるせいで、女性からの評価はあまり高くない。
実家は酒屋で、小さい頃から酒を飲んでいる。
成績は、得意科目と苦手科目の差が激しく、世界史は常に満点だが、数学は毎回赤点を取る。結果あまり頭がよくないと思われている。
・マツオカ・シオリ
身長…１５２センチ
体重…４０キロ
生年月日…２月１０日
血液型…Ａ型
本作のヒロイン。吹奏楽部でフルートを担当するが、ピアノとバイオリンも中学時代、全国入賞を果たすほどの腕前を持つ。
ケースケが高校で唯一成績で後塵を拝す人物。しかし彼女自身はケースケの能力を認めており、ケースケを尊敬している。
アイドル以上の可憐な容姿と、それに驕らない優しく控えめな性格で、学校中の男子を虜にする、埼玉高校一の美少女。だが、本人は目立ったことがあまり好きではなく、引っ込み思案な性格。そうやって持ち上げられるのも、内心苦痛に感じている。まだ男性と付き合った経験もなく、免疫もないため、男性からの告白を断り続けている。
誰にでも人当たりが好く、優しい性格で、成績の拮抗するケースケとは対極の性格をしており、校内でケースケと比較されることが多い。その場合、大抵ケースケは悪者扱いになることが多い。
普段は大人しいが、頑固な一面もあり、こうと決めたことには一途に努力を重ねる努力家。常に一生懸命何かに取り組む姿に、誰もが力を貸してあげたくなる雰囲気を持っており、人柄と相まって多くの人が彼女を慕っている。
花が好きで、特に竜胆の花が好き。家族想いで、小さな頃から家の家事を担当し、弟や妹の面倒を見ている。ただし味音痴のため、料理を作らせると、大体酷い味付けになってしまう。
ここから先は、第３部の登場人物の紹介欄なので、初めての方はまだ読まないことをお勧めします。
・ヨシザワ・トモミ
身長…１６４センチ
体重…４８キロ
生年月日…８月１２日
血液型…Ａ型
第３部のヒロイン。ケースケと同い年で、ケースケの仕事のパートナーを努める。高校時代のケースケを見てファンになる。優秀で英語も堪能。父はメガバンクの重役、母はレストランを数店舗経営する女社長で、なかなかのお嬢様。幼稚園から大学までエスカレーター式の女子高に通った経歴を持つ。容姿も端麗。
育ちはいいものの、性格は庶民的で着飾ることもなく、家事全般、特に母親の影響から料理が得意。非常に世話焼きで、よく気のつく性格のしっかり者で、浮世離れの激しいケースケにはいつも世話を焼かされている。しかし、困っている人のために、自分そっちのけで救いの手を伸ばす、ケースケの優しく純粋な心に、長い間恋心を抱いている。
女子ばかりの環境で育ったためか、恋愛下手で、ケースケへの恋心も、本人は心の中に暖めているつもりなのだが、周囲の人間には丸分かりである。しかし肝心のケースケだけはそれに気づいていないため、毎日ケースケに対して、「バカ」と言うのがお決まりになっている。
・ミツハシ・エイジ
身長…１９２センチ
体重…９５キロ
生年月日…６月２８日
血液型…Ｂ型
ケースケの仕事のサポートをする巨漢の男。元は不良で、かつてケースケと一線を越える殴り合いをしたが、その果てに、互いに腐った生活の中でもがいていた半生を共有し、奇妙な友情が芽生え、更正の道を歩み始める。今ではケースケという一人の男に惚れ込んでおり、目標として努力を重ねている。
才能はケースケと比べて総じて平凡で、突出した部分はないが、向上心と努力の多さだけは、ケースケも一目置いており、日に日に成長を見せる。
トモミに恋心を抱いているが、自分の強面の風貌や、かつて不良だったことの負い目などから、恋愛に関しては諦め半分な立ち位置になることが多く、トモミのケースケへの想いを見守っている。
作中の主要人物よりも２つ年上で、唯一の喫煙者である。
