11話 たむとおとし玉
みなさま、明けましておめでとうございます。
今年もわたくしミサキと、たむと愉快な仲間たちをよろしくお願いいたします。
私はカレンダー通りの長い連休なので、ぐうたらした日々を満喫しております。
あ、年末の大掃除はしましたよ。
ですが年が明けましたらもう寝正月です。
親戚の集まりも取り立ててありませんので、両親と初詣に行ったぐらいであとはぬいぐるみたちと戯れています。
昔は福袋や初売りに情熱を燃やして出かけてたんですけどね〜。
今はもういいやって感じです。
さて、今日はたむにおとし玉をあげたいと思います。
ちゃんと用意してあるのです。
「なんで毛布を剥がすんでしゅか!? はなちてー!! じたばたじたばた!!」
「ぶふぉっ!」
じたばたって口に出して言う人(?)を初めて見て、思わず吹き出してしまいました……。これが今年の初笑いですね。
居間に連れて行こうと抱っこしている私の腕の中で、ずっと「じたばた」言いながらじたばたしています。かわいい。
でも離しません。
居間についたのでラグの上にぽいっとたむを放します。
「たむ、お正月だからおとし玉をあげるよ」
「しょれはなんでしゅか?」
不機嫌そうなたむの前に、あんこの玉をポトっと落とします。
「ぶふぉっ!」
いけません、自分でやったおふざけに自分でウケていては……。
笑いをこらえてたむの様子を見ておかないと。
「わーい、あんこでしゅ! 皮を剥いてくだしゃい!」
「はいはい」
今日のあんこはラップで包んであるので、さすがに剥いてあげないといけません。
取り出したあんこの玉を嬉しそうに食べています。
もうお分かりですよね。
私があげたのは「お年玉」ならぬ「落とし玉」です。
あんこを丸めてラップで包んだ玉を、たむの前に落としました。
これがやりたかったのです!!!!!!
ああ、満足です。
「ミサキちゃん。もっとおとしだまをくだしゃい」
「はいはい」
でもあんこをあげすぎてはいけないので、ビー玉でも落としましょう。
ほれ、ポトっとな。
「…………」
「なに?」
「ミサキちゃんはなにをしてるんでしゅか?」
「だから落とし玉」
「違いましゅ! これはおとしだまではありましぇん!」
「お年玉ってあんこのことじゃないよ」
「うえーん、なにを言ってるのかわからないでしゅー! あんこー!」
今年も楽しい1年になりそうです。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
別作品が5日からの更新予定で、こっちもそれぐらいからの予定だったんですが、どうしてもたむにおとし玉があげたくなってしまいました(笑)
今年はたむも更新頻度を上げていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。




