2. プロローグ 2
こんにちはNyxですだいたい二週間〜一カ月で投稿しようと思うので
よろしくお願いします。
薄れゆく意識のながら優が最後に思ったことは。
(なんでこんなことになったんだ。俺はただ普通に暮らしたかっただけなのに…だけどもういい、俺ももう死ぬ。
ただもし…次があるのなら、もう二度と奪わせない、その時は全力で抗ってやる)
強くそう思いながら優の意識は深い暗闇の中へ堕ちていく。
目を開くと神殿だった。
強いて言うならいつだったかに本で見たパルテノン神殿に似ている。石造りの古びた神殿。
そこに白い髪で、同じく白い貫頭衣を着た女性が微笑んでいた。いや、髪と服だけじゃない、肌も瞳も何もかもが白く、何より美しい。 ありとあらゆる要素が黄金比でつくられ、あまりにも完璧すぎて人から逸脱し、不気味ささえ感じる存在感。
「※※※※※※。…..※※※…※※※※※※」
その白く、美しい女性は何かこちらに向かって何か話しかけていたが知らない言語だった為、優には聞き取るとこが出来なかった。
どのくらいの時間そこにいたのか、優は気がつくと森の中に居た。
周囲を見渡すと目の前に1人の老婆が立っていた。老婆は突如現れた優に驚いた表情をしていたが、その体の痣を見るとその表情は悲哀に、満ちていった、その哀れみの目が優を苛立たせる。
「何か言いたいことがあるのかよ」
「※※※。※※※※※※※。※※…※※※※※※※※※※※」
白く美しい女性に続き老婆の言葉が全く分からず、優は焦る。よく見ると老婆の瞳は蒼く、目鼻立ちがハッキリしており日本人でないことが分かる。
「どこの言葉だ? ここはどこだ?」
老婆は儚げに微笑むだけだった。優からはだんだん焦りが消えていき、老婆から目が離せない。
老婆はまた何か呟いていたが優には意味が分からない。老婆の目を見ていると優の意識は徐々に薄れていった。
目が覚めると優はベッドの上にいた。
「知らない天井…」
(違うそうじゃない、ここはどこだ?何がおこっている?俺は死んでいなかったのか?少なくともここは病院じゃないことは間違いないが)
目まぐるしく変わる環境の変化に優は軽く混乱していたがとりあえず周囲を見回すと、ベッドの周りは質素で、窓から見える外の景色には森が広がっている。
「ん?目が覚めたのかい?」
明るい口調で話しかけてくる女性は、優が森の中で出会った老婆だった。
老婆は優が森の中で倒れてしまったこと、息があったので連れ帰って看病したこと、最初は黒い髪に黒い瞳、さらには突然現れた為、妖精か何かだと思ったことなどを優に伝える。
何故、黒髪や黒い瞳にそんなに反応するのか分からなかったが、老婆と話すうちにその理由が分かった。
まず優を助けてくれた老婆の名はステラだということ。
この周囲には髪や瞳が黒い人種はいないということ、別の大陸には少数ではあるが黒髪の人種が居ると言うこと。
そして、ここが日本….いや地球ではなく、今いるところがエナトレート大陸のミュルク大森林だと言うこと。
いくら中学生の優でも、エナトレート大陸なんて地球じゃないと理解できた。それにステラが話している言葉は日本語ではない。ステラと最初に会ったときは言葉が分からなかったにもかかわらず、今は理解できていることに疑問はあるがそれは優の意識から追い出されるように消えていく。
ここが地球ではないと確信できる理由があったからだ。
優は自分の手を見る。
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名前 : ユウ•アマネ
種族 : 人間
パッシブスキル
家事Lv4 計算Lv3
精神的苦痛耐性 Lv7 肉体的苦痛耐性Lv7
アクティブスキル
なし
固有スキル
ステータスボード 異言語理解
称号
耐える者
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優の目の前にはRPGでお馴染みのステータス画面がみえた
(はは…まるでゲームだ、ステータスボード?これのおかげでみえるのか?名前がカタカナ表記になってる。
とにかく、元の世界にはまず戻れないだろうな、だけど好都合だ、あんな所戻る気もない)
幸いユウにはゲームの知識があったので、ステータスに関してはすぐに理解することができ、受け入れることができた。




