第十二話
俺は自分の家へと帰り自分の部屋へと入った。
「ふぅーっ。今日もなかなかハードだったな」
といっても俺が修行をやってるわけではないのだが……
俺は今日の修行を思い返していた。
「正直分身の魔法っているのか? ……ん? まぁそれを言ったら全ての魔法がいるのかどうかって事になるな」
魔女の一族だから修行してるってのはまぁ分かる。
だとしても絶対に魔女にならないとダメなのか?
なんの為に魔法を習得しようとしてるのだろう?
一つ疑問に思ったらどんどんと疑問が増えていった。
まぁそれは俺には分からない何かあるのかもな。聞いていいものなのか分からないし絢香が話してくれるかもしれない。
暫くは様子見でもしとくか。
しかし、爆発に慣れてきたとはいえ毎回アフロにされるのは嫌だな。
一応絢香のお母さんに治してもらってるけど俺の髪大丈夫なのか? 将来これが原因でハゲたりしないだろうか?
んーやっぱ魔法空間である程度、距離をとっておきたいところだな。
明日は魔法空間にいけるだろうか?
まぁ明日にならないと分からないな……
次の日、学校へ登校しクラスに入り席に着く。
すると決まって透が俺の所へやってくる。
「翔吾、聞いてくれよ!」
「どうしたんだ?」
「俺ギターを壊す練習してたら部屋の壁までぶち破ってしまって親にめっちゃ怒られた……」
こいつマジでやってたのか……
「そうか……ならもうギターはやめるのか?」
「そうだな。ギター没収されたしそもそも俺には扱いがよく分からなかった」
「じゃあ次はどんな事をするんだ?」
「ギターなくても歌は歌えるじゃん? とりあえず歌詞考えようかなって! 俺と翔吾でハモるってのはどうだ?」
「俺はやらないぞ?」
「えっ? なんでだよ」
「人前で歌を歌うのはNGなんだ」
正直、俺も何を言ってるのか分からなくなってきた。
「マジかぁ! それなら仕方ないわな」
疑いもしない。これは透のいいところでもあり悪いとこでもあるな。
「じゃあ俺ソロで頑張ってみるわ」
「おう、期待しとくわ」
透の中では普通に話しかけるって選択肢はないんだな。
俺は面白いから傍観させてもらうよ。
そして1日の授業が終わり放課後になった。
いつも通り家に帰ってから絢香が着替え終わるぐらいを見計らってから行くとしよう。




