第肆話 決意! 希望の船と共に!
前回までの機械神話!
3つの出来事!
1つ!決めゼリフを言い放ち敵を破壊し続けるノア!
2つ!最初から決まっていたことたがアンモトが撃墜され死亡!
3つ!戦いを終わらせるために敵の隊長機を狙い始める!
「マスター!隊長機確認!このまま直進して討ち取りましょう!と…言いたいところなんですけど質問があります」
「なんだ?マキア」
「マスターはこのジンキ[ノア]の力…どのように使うつもりでしょうか?」
彼は突飛な質問に対し降り注ぐ光弾を回避…迎撃しながら考える
「……そうだな…敵を撲滅しこの戦いを終わらせる…だが人殺しのためじゃない…あくまで終わらせるためだ…」
「いい答えですけど100点満点中なら75点って所ですね…まだなにか別のことに力を使いたそうですが……言ってくださいよマスター」
「お見通しってことなら聞く必要ないじゃねえか」
「いや、言う事に意味があるんですよ?マスター」
「そうか…俺は機械を壊したい…敵ではあるが神とされる機械を壊す…破壊する…この感覚を味わい続けたい!!」
「よく分かりました…いいでしょう!神の力の一端!とくとご覧あれ!」
パチパチパチ…
足元を放電するような音が響く…
敵の光弾をかいくぐった一瞬に!
地面を!
深く!
力強く!
蹴る!!!
その刹那!
今までに受けたことの無い加速を受け!
宙へ!空へ!敵へと!!!
駆け出す!!!!!
!!!!!否!!!!!
吹っ飛ぶ!!!
「ッ?!?!?!?!」
「説明しましょう!このノアには磁力放出式新型推進機関を搭載しておりなんと走るような挙動を補助し高速移動を可能にしています!」
突然発生したとてつもないGによりジークは彼女の説明を聞く余地を得なかった!
そしてこの状況に驚いていたのは彼だけではなかった!!!
敵の塗装が施された隊長機も人間が乗っているため動揺する!
そして見たことのない挙動を行う巨大な機体に対し無人機であるはずの機体も動揺する!!
「マスター!剣を!」
「ッッツ!!!!!オンドォリャアアアアァァァァ!!!」
ブォォォォォォォォン!!!!!!!!!!
Gに耐え!超高速状態を維持しつつ体をひねり!剣を振るう!!!
大剣は敵を軌道上にとらえ!
振り抜く!
振り抜かれた大剣は!敵を破壊した!!!
と!
思われた!!
ベシッッッ!
敵は動揺しながらも回避し!
推進用ブースターの繋がった球体から伸びるフレーム8本ある内の2本犠牲にしつつも!
生き残る!
その時!
なにかに気づいたかのようにモニターに写るマキアが驚いたような顔をする
「マスター!こちら側に2つの巨大物体が接近してきます!1つは敵の戦艦!もう1つは…」
ピピッ
「こちら!戦艦アークイド!これより火力支援を行う!射線上の味方は退避せよ!荷電粒子圧縮砲!電磁発射主砲!ディフュージョンミサイル!全砲門開け!」
マーカーが指し示す場所には洋上艦にロケットを指したような普通の空上艦に羽のようなものが生えた戦艦が各部を敵へと向ける!
そして戦艦の先端が展開し船体と同じぐらいの大きさの筒…砲塔があらわれる!
「全砲門!撃てぇ!」
ビシュビシュシュボー
本来は距離が離れていることで聞こえないはずの主砲とミサイルの音が混じった音が再現され流れる
そして再現することも無く聞こえる音が鳴り響く!!
ビジューーーーー
展開された砲塔からは光線が放たれた!
棒付きの飴のように光線の先端には巨大な光の弾がついており光の球は巨大化しながら敵戦艦へと進んでゆく!
「マスター!見とれてる場合じゃありません!追撃を!」
敵は6本しか残ってないフレームを下方に向け推進力を1点に集中させ加速し戦艦へと逃げて行く!
この瞬間!光の球体と柱は敵戦艦に接触する!
球体は戦艦を!その周りにいた敵を!飲み込み!
光が収まった時には全て消滅していた!
ここはあとがきのコーナーとなっております
本編で入れられなかった設定とかの補足とかを行っていきたい所存です
今回話すのはジークの動機についてですね
彼もSFオタクなのでロボットが大好きなんですね(出そうとしたけどうまく出せなかった設定)
なのでロボットが人殺しの英雄として歴史になるより戦争を終わらせた英雄としてロボットを扱いたかったんですよね
多分改訂した時あたりにこの設定は拾っていきたいと思います
ここでの話は半分伏線半分裏話程度に思ってくださるとありがたいです
この作品は毎週火曜更新となっております!
ぜひ次回も読んでいただけるとありがたいです!!!
また、この作品を面白いと思ってくれたならコメント等を書いて貰えると嬉しいです!
あ、誤字報告もバンバン容赦なくお願いします
ではまた来週!