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第弐拾陸話 偵察!謎の敵基地!

「ではこれより、今後の作戦を説明する。」

キシベの声と共にモニターに雪原の模式図が表示される


「本作戦は隠蔽された敵基地の発見が最優先目標である。」

モニターにはあると思われる範囲がマークされる


「しかし、本作戦に置いて最大級の障害として敵の大型駆動装甲、チェロヴェークが挙げられる。」

模式図の隣に彼らの知る巨神と似た巨人が映し出される


「奴らは無人機ではあるし、我々のノアよりスペックは劣るものの集団で攻撃を行い、生存を第一とした行動を取ることが観測されてる。」

巨人の周りには様々な情報が出される


「そこで今回の作戦では、短時間かつ、効率的に行うべく可能性の高い区域の付近に一斉にノアを空挺投下。付近のチェロヴェークを掃討している間に同時に出撃した戦闘挺より、情報を収集する。」


空挺投下に用いられる輸送船の詳細も同時に乗っけられる


「では作戦開始は明日、04(マルヨン):00(マルマル)。作戦に関しての質問、更なる提案があれば後で来てくれ。では、解散」


2507年7月31日 03:30

「最終調整完了!」

「機体搬入開始!」


ポズナン基地の格納庫では整備士たちが作戦開始に間に合わせるべく忙しなく動く


「全機搬入完了!」

「最終チェック開始!」


ほぼ全ての作業の行程は機械による自動化が進められているが最終的な確認は人力であるということは500年以上変わらない、ジンクスのような、様式美のようなものがあった


「全行程完了…作戦準備も完了」

確認を行った整備士は機械越しに艦長へと報告を行う


03:55

「作戦開始5分前!総員持ち場へと着いているな?」

艦長は各員へと繋がっている通信を用いて呼びかけ点呼を行う


「点呼、完了…こちらの準備は完了した、操舵手!発信準備を行ってくれ」


「了解です、艦長。カタパルト展開を申請…カタパルト展開を確認。」


「では、特殊作戦用空上輸送船発進!」

「輸送船!発信します!」


基地から展開されたカタパルトを伝い加速された輸送船が高速で射出される


「ここで任務の確認を行う。把握しているとは思うがしないよりはするに越したことはない」


作戦はこうだ

チェロヴェークの向かってきた方向、地形といったデータを確認した結果、基地を建てるにはもってこいな地点があることが判明した


そこで今作戦では出現されると思われるチェロヴェークの撃破と妨害、基地の対空砲と言ったものの破壊を行いつつ基地の観測を戦闘挺が行うことにする


戦闘挺が作戦を成功させ次第合流地点でこの船へと乗り込み撤退する


「シンプルな作戦だが、その分臨機応変に対応しなければならない。各員生存を最優先に」


「各院へ通告、投下ポイントまであと1分。ハッチのオープンを開始する」


成層圏の寸前 高度にして約11000m

そこに浮く船からは偽装用のマントに身を包んだ14機の神が降臨する


11000…10000…9000…8000…7000…6000…5000…4000…3000..2500..2000..1500..1000…


「簡易スキャンを開始…やはりあります!人工物らしき物を確認!そしてチェロヴェークと同種の反応を確認しました……数にして、3機!」


地上に近づくにつれ判明する情報をマキアが報告する


「勿論、銃の使用制限は無い!速攻で決めるぞ!」

艦長キシベの声に呼応するように14機の神はマントを外し、巨人に向け構えた銃を放つ!


巨人は突如現れた飛来物に対応しようとした瞬間、文字通り木っ端微塵にされる!


「とりあえず着地は完了だな…では、総員行動開始!」

降り注ぐ雪により見えにくいが、雪原の向こうにある巨大な建物の外周を確認すべく向かおうとした瞬間!


光の柱が飛来する!


「マスター!避けて!」

マキアの叫びに合わせジークはすぐさま回避を行う!


次の瞬間彼がさっきまでいた場所は華麗に抉り取られていた


「敵拠点の固定型対艦砲のようです…また来るには時間があると思いますがなるべく早く作戦を成功させますよ……敵拠点の対空砲…マークしました、破壊しますよ!」

「ああそうだな…マキア…いくぞ!」


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