第拾伍話 接敵! あらたなる敵機!
「艦隊側面から急速に迫るものあり!」
「詳細を!」
「……敵特務艦かと思われます!」
「ハィ・ウィッカムを落としたヤツらか!?」
「外見的特徴一致します!」
「そうか……我が艦を含む艦隊後部の3艦を向かわせる……取り舵いっぱい!」
「敵艦隊の一部がこちらに向かってきてます!」
「そうか……主砲装填!」
「主砲装填!」
「目標は敵の向かって来てない艦隊だ!」
「了解しました!艦長!」
「敵艦隊!残った艦隊を標的にしているようです!」
「撃たせるな!副砲でもいいから撃ちながら最速で接近!ぶつける勢いで進め!白兵戦部隊も出撃準備!」
「了解しました!」
「敵艦隊艦速上げてきます!このままでは接触します!」
「なに!?主砲はそのまま狙っておけ!発進可能な機体を全機スクランブル発進させろ!」
「発進可能な機体は全機スクランブル発進!繰り返す!発進可能な機体は全機スクランブル発進!」
「N-08-04-01発進する!」
「敵戦艦から巨大人型駆動兵器と戦闘艇多数発進!」
「迎撃しつつ本艦も出撃を開始させろ!私も出撃する!ルーク任せたぞ!」
「任せとけ」
「艦長!…いえ、グラハム中将!例の機体のメンテナンス完了です!出撃いつでも可能です!」
「では…ヨクイ-C-DAカスタム…グラハム=C=リーパー出撃する!」
「敵艦隊が特殊な機体を発進させました!」
「どこだ!?マキア!」
「えーっと…マーキングします!」
「敵特機…その力見せてもらおうか!」
「特機…鹵獲された我が軍の中型駆動装甲を改造し戦闘艇をアームで接続しブースターとして使っているみたいです!鹵獲された機体は破壊するに限りますよ!マスター!」
「ああ!向かってくるなんて都合がいい!新装備を使う!」
「何をしてくるのだ!?」
「行くぞマキア!ディフュージョン!!!!クラスタァァァァァ!!!!!」
「なっ!散弾か!?…そんなもんでとまるわけには行かん!」
「あ、あの機体ブースターを全部前に動かして盾にしましたよ!?」
「なら!殴り壊すだけだ!マキア!」