第拾参話 開始! イギリス奪還作戦!
まだ書いてないよ もう少し待っててね
「本放送は事前に録音されたものである!作戦開始時刻である04:30より放送してもらう!私は本作戦の責任者にして連邦軍総指揮官のトーゴー元帥である!では、これよりイギリス奪還作戦を開始する!」
西暦2507年5月5日04:30
開戦以来、後手に回る事が多かった連邦軍にとって実質的に初となる大規模な反撃作戦が始まったのだ!
連邦軍は期待の星であり、神の見た目を持つノアを有す遊撃部隊の第一独立艦隊により士気は最高潮だった!
対する連合軍は最も警戒の薄い時間帯である時間に攻め込まれる事となり苦戦を強いられ、その上連邦軍の事前工作により、作戦開始時に地下道路は完全に破壊され通信も電磁防壁により遮断され応援を呼ぶことすら叶わない状態にされていた!
このような状況であったため開戦前の連邦内の作戦本部において圧倒的に優勢であると思われていた
しかし!この作戦にはふたつの誤算があった!
そして、そのうちの一つを起こす人物は後に歴史に名を刻むこととなる!
?
「では、これより本艦隊の役目である遊撃隊としての行動を開始する!総員!第一種戦闘態勢!」
「磁力式発生器始動!弐型磁力推進器作動!動力系異常無し!」
「強化型電磁防壁展開準備!」
「電磁防壁発生機前!異常確認できず!」
「アークイド発信準備完了しました!キシべ艦長!」
「トクガワ機関長サナダ…了解した!戦艦アークイド!発進する!」
巨大な南極の氷が割れる…否、切り裂かれたように100…200mはありそうな巨大な秘匿されていたカタパルトが展開し伸びていく
トクガワ機関長とサナダ副艦長からの発進可能の知らせを受けキシべ艦長は戦艦アークイドを発進させる!
新造戦艦であるアークイドにはかなりの数の新技術が盛り込まれておりその中でも目玉である弐型磁力推進器は元々は宇宙開発用に発案された技術であり指数関数的加速を可能にし惑星間航行という途方もない距離の移動を可能にしていたのだが、南極本部からイギリスまでの距離、約1万5000kmは加速しきることは出来ないため早期到達が不可能となるためカタパルトを用いた加速を行われたのだ!
カタパルト射出時のGは人間の限界ギリギリ。厳密に言うなら乗組員は全員特殊スーツの着用により限界では無いのだが常人なら死ぬほどの10Gを超えるほどの加速を与え最終的に射出された瞬間の時速は4500km/hとなっていた!
06:30 イギリス ブライズ・ノートン基地周辺空域
「本艦はこれより他艦隊の戦闘を支援する!総員、各々の配置につけ!シマ航海長!艦速おとせ!」
「了解しました!」
「コダイ戦術長!主砲装填!」
「主砲装填!」
「目標!正面の敵艦隊!」
「主砲装填完了!撃てます!」
「全砲門撃て―」
「始まったようだな…」
「そうみたいですね…マスター…そろそろ出撃命令がくるんじゃないですかね…」
「第一空間戦闘艇小隊と第四、第五神機小隊はすぐさま出撃準備を開始!第一小隊は五分後に出撃し敵艦隊に攻撃を開始!第四、第五小隊も五分後に出撃し、突入部隊を援護せよ!」
「呼ばれたみたいだな…」
「羨ましいねぇ…キングゥ…」
「変わるか?ラペイシャス」
「冗談は良くないねぇ…変わる気なんてないだろ?」
「当たり前だろ?」
「そういう冗談は好きじゃないって知ってるだろ?」
「そうだったな…話してる暇は無いからじゃあな」
6:36 戦艦アークイド 格納庫内
「ノアMk-3!6号機起動!磁力発生機100%稼動!システムオールグリーン」
「N-04-03-03出撃準備完了次第カタパルトへ移動してください」
「了解」
「ロックカンリョウ シャシュツジュンビオールクリア」
「N-04-03-03出撃準備許可おりてます!」
「了解!アーサー・P・キング!ノアNk-3!6号機出撃する!」
カタパルトの上を滑るように加速されたキングのノアは弾丸のごとくスピードで射出される!
「くっ…敵機をマーキングしてくれ」
「リョウカイシマシタ」
ピピピピッ
「マーキングカンリョウシマシタ」
「敵集団は3個…」
「こちらキシベ!通信不可領域に入る前に各機の動きに着いて連絡しておく!第四小隊は各機散開して各敵集団を牽制、第五小隊は突入部隊の周囲で支援攻撃!」
「了解!」




