第拾弐話 到着! 南極本部!
前回までの機械神話!
3つの出来事!
1つ!シュミレーション上でキングとラペイシャスは戦闘を行う!
2つ!キングは切り札とも言える粒子刀の刃先を伸ばした斬撃を放つ!
3つ!華麗に回避したラペイシャスの回し蹴りを放ち銃でトドメをさす!
「マスター!そろそろ見えてきましたよー!」
「そうか…あれが南極の本部…」
「マスターは初めてですよね?」
「あぁ…しかし…でかいな…」
「もちろんですよ!連邦軍の本部にして最大級の基地ですよ!この基地を落とすなら大地の女神の瞳ぐらいは使わなきゃ無理なくらい重厚ですよ!」
「それを使った占拠じゃなくて破壊だろ…」
「計算すると南極ごと消滅しますね」
「まじか…今は占拠はされているが使用はできないようになっているんだっけか?マキア」
「そうですね…ロックがかなり強固にかけられていたため今んところはしようできないようです」
「えーこれより本艦は太陽系連邦軍総司令部に入港する。予定では1ヶ月待機する予定となっているため、連絡が来たら居住区に移ってくれ」
「キシベ艦長からか…そういやあの人艦長なのになんでパイロット兼任してるんだ…?」
「よく噂として言われてるのが若くして出世したから嫌がらせとして乗らされてるって言われてるみたいですけど…なんか…自分から乗ろうとしたらしいですよ…」
「この艦…戦闘狂しかいないな…」
「ん?何か言ったかい?ジーク」
「ん、いやなんでもない…ラペイシャス」
「そうかい…もう少し時間があるみたいだねぇ…もう一回どうだい?キングぅ…」
「いやもう十分だ、ラペイシャス」
「ん?聞こえないねぇ…やるってことだねぇ…」
「……わかったよ…やるよ…」
「良い返事だねぇ…じゃあ行こうじゃあないかぁ」
「やっぱりじゃないか…」
『何か言ったか(い)?ジーク』
「いや、なんでもない」
「失礼します、トーゴー元帥。第一独立艦隊指揮官キシベ、サナダ両2名招集に応じ到着しました」
「数時間前の破壊作戦ではご苦労だったなキシベくん、サナダくん」
「で、なんのようなんですか。トーゴー先生」
「次の作戦についてだ。」
「随分と早いですね…」
「君たちの部隊が想定を超えた戦果を上げてくれたおかげでな…」
「それで次は…」
「あぁ…それで一ヶ月後のイギリスの奪還作戦において遊撃部隊として参戦してもらいたい」
「ほう…やはり我々の隊が異様なまでの戦果を上げたからですか?」
「それもあるが君に託した戦艦アークイドは新型エンジンにより半永久的に加速が可能であり敵の探知外からの奇襲やノアによる白兵戦により敵艦隊の早期壊滅を狙うことが可能なことは分かるな?」
「はい」
「今回の作戦はイギリスの敵基地全てに艦隊を送り込み一斉に攻撃を仕掛け奪還することを目的にしている。この作戦は各艦隊が各基地を素早く奪還し他の艦隊に合流出来るかが問題となっている。」
「そこで苦戦している艦隊に支援をする遊撃部隊をってことですか」
「その通りだ。君たちの活躍は想定以上であり今回の作戦に最も適しており、部隊としても独立部隊であるため行動しやすいため今回の作戦で遊撃部隊を任せたい」
「了解しました」
「あとこの作戦以降はノアを開発責任者の3博士も同行してもらうことになるがいいか?」
「あの人たちですか!?まぁ…わかりましたよ」
「彼らはまぁ…やばいが、力にはなるだろう…」
「私も同意見です…」
「それと彼らの居住区である研究ブロックに防火設備を増設するよう指示しといてある」
「必須ですからね…」
「そうだな…これで指令は全て下したが……」
トーゴー元帥は後ろの棚からおもむろに瓶を取り出す
「どうだ?400年物のだ…」
「では、お言葉に甘えて…」
「あ、あとサナダくんも一緒にどうだい?」
「では私も…」
ここはあとがきのコーナーとなっております
本編で入れられなかった設定とかの補足とかを行っていきたい所存です
今回はキャラの名前の由来等とキシベとトーゴーの関係についてですね
キャラの名前は基本的に現実の有名なパイロットやアニメの登場人物から取っています
例えば…トーゴー元帥なら東郷平八郎や今回登場した副艦長のサナダと次回登場する機関長のトクガワはヤマトが元ネタとなっています
そしてキシべとトーゴーの関係ですがトーゴーは開戦前は士官学校の校長を勤めキシべはそこで軍人となった教師と生徒の関係ですね
この辺の話も後に書きたいなー程度に思っております
ここでの話は半分伏線半分裏話程度に思ってくださるとありがたいです
この作品は毎週火曜更新となっております!
ぜひ次回も読んでいただけるとありがたいです!!!
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あ、誤字報告もバンバン容赦なくお願いします
ではまた来週!