第拾話 相対! 二柱の巨神!
前回までの機械神話!
3つの出来事!
1つ!ハイ・ウィッカム基地を爆破するノア!
2つ!残党狩りを開始しキング曹長と合流する!
3つ!敵の隊長機をキング曹長が撃破する!
かつてハイ・ウィッカム基地は連邦軍の基地であったが連合軍が蘇った際に起きた事件で占拠され以後7年にかけて連邦に敵対し、イギリスを奪還する際に厄介極まりない位置であったが過去二七回にも及ぶ奪還作戦でも奪還することができなかった基地を奪還ではなく破壊ではあったが無力化したこの出来事に民衆は歓喜していた!
しかし!民衆の歓喜は破壊したことに歓喜していたわけではない!民衆に親しみ崇拝する神が破壊した。このことに歓喜していたのだ!
正確にいうなら神の模造品ではあったが、聖書『機械神話』の挿絵に描かれ、像が作られ、至る所で見にする神と完全に一致した姿を持つ存在が敵を討つ!それだけで民衆は沸くのだ!
連日行われているニュースがそれを裏付けている!
裏付けたように見えたが、極秘情報であったためパイロットの情報は報道されていなかったのだが、この事からノアは大粛清の時に多大な被害を出したAIによる完全自立型の機体では無いかという疑惑が一部で起きてはいたが連邦にとっては気にすることではなかった
「あの時は助かったよ。ジーク上等兵」
「いや、あんたのおかげで勝てたんですよ。キング曹長」
「あんときは気にしてなかったが…一応俺上官だぞ?」
「申し訳ない…キング曹長」
「いや、やっぱいい…フランクな感じで来てくれ」
「そうか…わかった」
戦友達は格納庫の横に位置するパイロットの待機スペースで会話する
「おっとぉ…そこに居るのは…やつらの隊長を倒したキング曹長じゃあないかい…」
ラペイシャスが戦場から舞い戻り待機スペースに来る
「ラペイシャス大尉!」
(キングは咄嗟に敬礼する)
「あぁ…そんなのはしなくていいよぉ…キング曹長…」
「わかりました」
「キング曹長…暇かい?」
「暇ではないですけど…?作戦行動中ですし…」
「そうかい…暇なんだねぇ…」
「ですから暇ではないと…」
「ちょっと…こっちに来てくれないかい…?」
「あの暇じゃ」
「ハイ以外の答えは求めてないんだよねぇ…」
「わかりました…」
女王の名を冠するものは有無を言わせない理不尽な提案を押し付け、王の名を冠するものはそれに屈する
六角形が敷き詰められた空間の中、巨神は相対する
六角形は回転しひっくり返ると草原のような地面を生成する
「さて…遠慮なく行きますよ!」
「楽しませてもらうねぇ…」
二柱の巨神は武器を構え!向き合っている相手を破壊せんと襲い掛かる!
ここはあとがきのコーナーとなっております
本編で入れられなかった設定とかの補足とかを行っていきたい所存です
今回話すのはラペイシャスの活躍です
あんまし前の戦いで落とせなかったからイライラしてたからなんか無理やり連れてこうとしたんですよね
まぁ描写する予定はないので覚えてもらう必要は無いんですけどね
ここでの話は半分伏線半分裏話程度に思ってくださるとありがたいです
この作品は毎週火曜更新となっております!
ぜひ次回も読んでいただけるとありがたいです!!!
また、この作品を面白いと思ってくれたならコメント等を書いて貰えると嬉しいです!
あ、誤字報告もバンバン容赦なくお願いします
ではまた来週!