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《序章》プロローグ

本作は以前執筆していた機会神話のリメイクとなっております

リメイクではあるものの話の展開が一部変える予定であるため、機会神話を読んでいた人も読んでいただけると嬉しいです


そしてこの第1部分は世界観説明みたいな話なので読まなくても問題無いです

西暦2055年

イギリスの若き天才科学者「ジョン・アーサー・ウォード」率いるドイツ、旧ロシア現ソビエト連邦の国際研究チームは、新技術「磁力式発生器マグネティックジェネレーター」を開発し、当時大きな問題とされていた、石油の枯渇という世界大戦をも引き起こすレベルの危機を解決し、世界中の誰しもが知るような技術になっていた…


はずだった


アメリカ アリゾナ州メテオ・クレーターにて、かつて、恐竜を滅ぼした隕石の痕跡の中から、莫大な量…それも、全世界のエネルギーを数十年賄えるほどの莫大すぎる、なぜ今まで見つからなかったのかと言われる量が発掘された…

これにより、彼の研究は必要ではなくなり彼は自らの命を絶った…


油田の発掘当初、比較的公平に供給してたアメリカ政府は、とある議員の提言により、アメリカ版OPECともいえる、組織を発足し、石油の、もといエネルギーの流れを完全に支配した!


エネルギーの完全支配!

それは、実質的に世界を支配したと同義と言えるだろう!!!


他国はそれを許すだろうか…


否!それを許すはずはなかった!

イギリス・ドイツ・ソ連の三国は過去のわだかまりなどを忘れ!連合を組み、戦力増強を始め、それに合わせ、アメリカをはじめとした国家も戦力増強を開始し、第二次冷戦と後に呼称される緊張が発生したのであった!


第二次冷戦から、10年!

西暦にして、2065年!遂に、戦争が勃発した!

第三次世界大戦!後にこう呼称される戦いは、別名『大粛清』と呼ばれる、兵器の転換点であり、歴史の流れを変え!新たな時代を作り始めるきっかけともなる(いくさ)であった!


開戦当初は、両軍ともに、優秀な将と圧倒的な人員による物量作戦と、早期集結のための電撃作戦の二つが混在する戦いが多かったのだが、時間が経つにつれ圧倒的な石油などの物資の差が顕著に現れ、英国・独国・ソ連対米三国連合(以後USSR.UK.DE連合または英・独・ソ三国連合、後に旧国連合、フライハイト(自由の)リッターオルデン(騎士団)といった様々な呼ばれ方をされている)の各国は、一般市民の使用できるエネルギーはおろか、軍需用にすら用意することができないレベルにまで、陥っていた!

しかし、ここでとある科学者の提言した新型兵器が戦局を!いや、歴史を変えた!

石器からカタパルトと言った中世以前の兵器を「第一期兵器」

火薬を使った銃器や、ミサイルと言った兵器を「第二期兵器」と呼ぶなら

この兵器は「第三期兵器」と呼ぶに値する兵器であった…

「空間戦闘艇」そう名付けられた新型兵器群は、ヘリ以上の小回りの良さと、戦闘機以上の加速能力。これらを保有しながらもコストは戦闘機よりも、ヘリよりも低いと言う、歴史を変えるレベルの兵器であった!!!


そしてこの兵器の根底にある技術、それこそが存在すら忘れかけられていた、磁力式発生器とそれから派生した、磁力式推進機関マグネティックジェネレーターだったのだ!

かつて存在すら忘れられかけた技術は、得るはずであった栄光を手に入れ!時代を変えた!だが!それは製作者の求めた方法ではない事は気づかれていたはずのながら、誰もが目を伏せた…


この技術により、生み出された新兵器である戦闘艇「UUD-FAC-055-N(ノイ)メッサーシュミット」は猛威を振るい、劣勢を覆し!対等と言い切れるほどにまで持ち直す事ができたのであった!


だが、この優勢もこれらの技術が彼らの手中にある間だけであった!

鹵獲された、機体はすぐさま解析され、技術はアメリカの手に渡ることになった!!!

アメリカは膨大な石油の量を生かした、膨大な数の戦艦とそれの艦載機として、戦闘艇「US-FAC-056-N(ニュー)トムキャット」を量産し、またしても押し返すのであった!


Nトムキャットが量産の軌道に乗り、戦況が悪くなり始めた時、とある科学者により、二つの計画が発案され!実行へと移された!

その計画により生み出された兵器は、第二世代空間戦闘艇とも言える代物であり!今後二度と歴史の中に出現されるべきではないというべき代物であった!!!


ドイツ語で天使を意味する「エンゲル」と名付けられたこの兵器は、まさに超兵器でああった!!!


最大の特徴として、今までの空間戦闘艇と比べ圧倒的低コストで量産可能でありながら、自律行動が可能になっておりこれにより、半永久的に数を増やすという、物量作戦における一番の問題であった、人材不足が改善され、その上戦闘能力が高いという、非の打ち所がない兵器と言えた…


しかし、最大の特徴は最大の欠点でもあった!

鼠算的に増える機体数は制御できないほどにふくれ上がれ、人道上良くないとされる一般人に対する攻撃も起こす、超兵器にして欠陥兵器であった!

この天使の名を冠する、悪魔の如き兵器は、アメリカ政府の目に仇とされ、すぐさま戦争終結を狙った、USSR.UK.DE連合本部の破壊へと踏み切ったのであった!

破壊のため、アメリカ軍の保有する、核ミサイル計一万発を発射!この報復攻撃を覚悟した攻撃により、破壊された!!!

そして、報復攻撃によりアメリカのインフラと司令部が破壊され世界は混沌に


そう思われていた!

しかし!本部は破壊される事は無かった!


なんと、両軍のミサイルは全て海上で破壊されていたのだった!


そしてこれは、「エンゲル」の天使としての側面による物だった!!!!!


アメリカ軍とUSSR.UK.DE連合は両軍一万発、計二万発のミサイルが発射され、それらは、エンゲルの自律回路に仕組まれた最優先事項「ミサイルの破壊」により、行動し、破壊を行ったのだ!


この戦争内で、エンゲルの殺害した、人口は推定50億とされこの人口は、この事によりこの戦争は「大粛清」と呼ばれ、たが、この惨劇を起こした兵器は世界の終わりを回避したのであった…


天使…そう名づけた理由はそこだったのだろう…


2070年

このエンゲルの習性を利用した一大反抗作戦「天使落とし」

数年間を掛けて大量に配備した、核ミサイルを用いたエンゲルの誘い出し、そのまま破壊すると言った作戦であった。


一見単純に見えたこの作戦も、様々な諜報機関を用いて、事前に作戦情報を流した事により、想定以上の効果を発揮し、エンゲルの総数を1000分の1にまで減らしたのであった…


2075年

世界中で自律的に殺戮を起こしていた残党とも言えるエンゲルを掃討し、USSR.UK.DE連合と講和条約という名で占領したのであった!

十年間にも及ぶ世界大戦はこれにより終戦したのであった…


2080年

疲弊しきったアメリカ以外の国家は、膨大な石油をちらつかせるアメリカに隷属する以外の選択肢はなく、これによりアメリカの実質的な国土は地球上の地表の99.75%にも及ぶことになったのであり、残りの0.25%の日本も先の大戦においては、完全にアメリカ側として戦っており、国民も指導者もアメリカに対し悪い感情を持っておらず、このことからアメリカは世界を統一したと言っても過言ではなくなった!!!


そして2100年!ついにアメリカは全世界を統一し、地球外も我々の住処であるとする「太陽系連邦宣言」を宣言し、「太陽系連邦」(S.F)を建国!


そして400年も反連邦組織の反抗が少しずつ発生していたが世界大戦と言える規模の戦乱と言えるものは無くなり、おおよそ平和と言える世界となったのであった!


しかし…この平和も…破壊されるのであった!!!

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