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第13話 電車の中の風景

まだ眠い頭で 電車の中から外を見る


川の流れも建物も看板も いつもと同じ


殆ど暗記できてるように並び 通り過ぎる時に目に入ってくる




車内のアナウンスが駅名を知らせ


電車から降りていく人 乗ってくる人


ぶつかるのも構わず 「失礼」という言葉もなく


むしろ「足を踏んだだろう。」「あんたの鞄が邪魔なんだよ。」


キリキリした声が車内を駆け巡る


事の終わりを見てる人 見ないふりをしてる人 




会社ではそうじゃないでしょうに


【ありがとう】【ごめんなさい】を言うはずなのに


忙しい時だから「仕方がない」のだろうか


通りすがりの他人だから「平気」なんだろうか




殆ど皆がスマホを片手に無表情な顔をして


隣に立っていると そのスマホの画面が嫌でも目に入ってくる


だが本人は気にしてない


スマホは不思議だ 個人情報が一杯で プライバシーがあるようで・・・ないのだから


通りすがりの他人だから「平気」なんだろうか




人のメールや 会社の会議についての重要事項は見たくない


こんな電車の中での「格闘」は まるで仕事への意欲に結びつくかのように


毎日のこととなってしまってる




建物も看板も いつもと同じ


でも・・・

空は違う 雲の形がアイスクリームのようだったり 綺麗な秋晴れだったり 濃いブルーだったり


電車を降りた時に 深呼吸をしてから歩こう

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