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泡沫の夢  作者: 白雪
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人魚姫

目を覚ますとそこは暗い海の底だった


太陽の光も届かない場所で空を夢見る。


地上は遥か彼方。射し込む光が遠くなっていく。


沈んでく私は何も出来なくて、そっと目を閉じた。


ーもうこのまま眠ってしまおうかー

そう考え、波に、暗闇に、捕らわれていく



これはきっと 罰なんだわ


水の中からしか見えない揺らめく光に魅せられたから。

届かない太陽に焦がれたから。



あなたに伝えられない想いはどこに行くのだろう

海を漂い、いつか溶けてしまうのだろうか


それとも泡になって何もなかったように消えていくのだろうか


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