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泡沫の夢  作者: 白雪
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モノクロ

小さい頃からずっと一緒にいて、何をするにも一緒だった私と君。

寂しいときも悲しいときもそばにいてくれた。

君といると幸せで満たされていた。


この先の未来もこんな幸せがずっとずっと続くんだと何の疑いもなく信じてた。



永遠に続く幸せなんて最初からあるはずなんてないのに





君から告げられた言葉に頭が真っ白になった。

世界が色を失ったように君の色がぼんやりと褪せていく


今、なんて言ったの…?


『君はもう僕がいなくても大丈夫だね』なんて

どうしてそんなこと言うの?

どうして離れていこうとするの?


どうしてーーそんな悲しそうに笑うの?



お願い。私を置いていかないで。一人にしないで。


私一人じゃ上手く笑えないの。息の仕方もわからなくなる。



あなたがいてくれたから私はここにいるの

ずっとそばにいるからって言ってくれたのに

なのに…どうして……?


ーねぇ、ひとりはさみしいよ…



君がいない日々でも町はいつもと変わらない景色を映す

モノクロの世界の中で私は今日も君を探す

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