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泡沫の夢  作者: 白雪
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夏祭り

あなたが誘ってくれたお祭り。


少しでも可愛く見られたくて、いつもより目一杯おしゃれをして浴衣を着てみた。


楽しみにしすぎて約束の時間よりずいぶん早く着いてしまって、あなたが来るのを待っていた。



約束の時間の少し前に息を切らせて入ってくるあなたの姿を見て、なんだか胸がいっぱいになった。


お互いに普段とは違う服装で顔を見れなくて俯いてると

「はぐれないように」と初めて手を繋いでくれた。


恥ずかしくてやっぱり顔を見れなかったけれど、あなたの手が暖かくてふと見上げると耳も赤くて、私の顔もきっと赤くなっていたんだろう。



屋台の灯りがキラキラと輝き、別の世界に迷い込んだような錯覚をしてしまう。


あなたとの幸せな時間とくるくると変わっていく色鮮やかな光を目に焼き付ける。

この幸せな時間がまだ終わりませんように。

そっと願いを繋いだ手に込めるとあなたは小さく微笑み、私の手を繋ぎ返してくれた。


色鮮やかな恋の1ページ。

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