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泡沫の夢  作者: 白雪
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仮面少女と泡沫の日々


友達と友達が仲良くすることはきっと良いこと

大好きな人達が笑顔で仲が良いと私も嬉しくて幸せになる


だけど、どうしてかな

そんな風景を見ているとかいつの間にか私の心の中に黒いもやが立ち込めてる


幸せなはずなのに、嬉しいはずなのに。どうして?


あの人があの子に笑いかけているのを見ていると心がチクチクする。

あの子があの人と楽しそうなのを見ているだけで心が締め付けられる。


私の中に降り積もった黒い感情は消えることなく増えていって、心ごと覆い尽くしてしまいそう


いつかこの感情が抑えきれなくなったらきっと、あの子もあの人も私から離れていってしまうのだろう


そんな未来が怖くて、独りになりたくなくて、黒い感情に蓋をして笑うの

不器用な笑顔で本音を誤魔化していつも通りを装うの


いつか壊れてしまう日常を少しでも長く大切にしたくて、自分の心を押し殺してこの感情に気付かれないように、って、偽りの仮面を付けて。

壊れそうな日常を繋ぎ止めて、降り積もる感情が溢れないように、今日もまた、笑顔で、自分の心を欺き続ける。



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