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泡沫の夢  作者: 白雪
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しゃぼん玉


きらきらと儚げに、ふわふわと空に浮かんで。

叶わない想いは触れれば消えてしまって、まるでしゃぼん玉のように思える。


あの人の隣には大切な人がいることくらいわかってる。

叶わない想いなんて苦しいだけなのに、この想いはどうしても消せなくていつまで経っても私の心の中で灯りを灯している。



いつからこんなに諦めが悪くなったんだろう?


あの人を見かけたらつい目で追ってしまう。

笑顔を見るだけで心が締め付けられる。

あの人の隣に居たいって願ってしまう。


この想いは決して伝えない。

そう決めているのに、あの人の笑顔を見ればどうしても想いが溢れてしまいそうになる。


好きなのに気持ちを伝えられなくて、伝えちゃいけないのに溢れそうになって、心が苦しいよ。



いっそ伝えてしまえば恋心に終止符を打てる?

私が楽になってもあの人はどうだろう?

このまま伝えずに想いが消えていくのを待つ?

解答は今日も見つからない。

まるで迷子のように出口の見えない問題を自分に問いかける。



この想いに鍵を掛けられたら、前に進むことも出来るのかな。

先なんてまだわからないけれど、いつか伸ばした手が誰かに届きますように。

そう思いながらもあの人への想いをまだ手放せない。


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