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我が帝国は、成れり。  作者: 尚文産商堂
第3章「王の死去」
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第53話

 公爵の邸宅は、王都の中でも王宮に近いところにある。それは、国王を守るという立場が、爵位者には科されているからだ。ノブレス・オブリージュというべき、義務となっている。その一方で、国家に対しての貢献も求められている。そのため、国王崩御後に、公爵会議などが臨時の機関として設けられ、必要に応じてその権限を行使する仕組みが出来上がっている。

 マウンダイス公爵は、さらに国王諮問官としての職責も果たさなければならない。これは、即位後から崩御し次代の国王が即位するまでの長期間にわたり、公私ともに国王からの諮問に答える人物である。枢密院が個人で存立しているということでもある。なお、国王諮問官は、5名しかいない。4人が公爵、1人はホルリー伯爵である。

「好きなように使ってくれて構わない」

「誠にありがとうございます」

 敬礼して、ルイスが公爵に礼を述べる。公爵の邸宅の一角、3階の角部屋がルイスたちにあてがわれた。それでも、勇士会館の部屋の何倍も広い。ここを拠点として、ルイスとフルリオは約1か月後の国葬の準備を行うこととなった。

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