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我が帝国は、成れり。  作者: 尚文産商堂
第3章「王の死去」
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第52話

 1週間後、そしてさらに4日後に、ルイスは王都へやってきた。そして、勇士会館に泊ろうとしたところ、建物に入る前に呼び止められる。

「マウンダイス公爵閣下」

 お辞儀をして公爵を見るルイスは、なぜ彼がここにいるのかを推し量っているようだった。

「先王が崩御して以来、この町から明るさが消えてしまってね。ふと、昔なじみに会いたくなったのだよ」

 馬を勇士会館脇にある馬屋へとつなげてきたため、若干遅れて公爵の元へとやってきたフルリオは、最敬礼で公爵に挨拶をした。

「公爵閣下、お久しぶりでございます」

「ああ、確かフルリオと言っていたな。久しいな」

 公爵がそう答え、すぐにルイスへと顔を向けなおす。

「どうだろうか、勇士会館ではなく、私のところへ来るというのは」

「よろしいのでしょうか」

「ああ、どうせ部屋は余っている。馬はあとでこちらから手を回してやろう」

「ありがとうございます。それではしばらく逗留させていただきます」

 そういって、ルイスとフルリオは、公爵についていくこととなった。

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